シーマニアの育て方
シーマニアの育て方①環境
置き場は季節に合わせて
シーマニアは、日光や暖かい環境を好みますが、厳しい暑さや強い直射日光には弱いです。日陰に強いため、夏は少し日陰になった環境を用意する必要があります。また、冬は寒さや冷たい風に弱いため、日光の入る室内に入れましょう。
ボタニ子
シーマニアの育て方②植え付け
5月~6月が適期
シーマニアの植え付けの適期は、5月~6月です。用土を自分で配合したい場合は、小粒の赤玉土と腐葉土を6対4で混ぜ合わせ、緩効性の化成肥料を加えたものを用意します。一般的に販売されている草花用培養土でも問題なく育てることができるため、お好みで用意するとよいでしょう。
シーマニアの育て方③水やり
加湿・乾燥に注意
水切れによる乾燥が起こると、葉に悪影響が出てしまいます。加湿にもやや弱く、とてもデリケートな植物のため、水切れさせないように土の小まめなチェックが必要です。土の表面に触れて「乾いているな」と感じたら、水が全体に染み渡るようにたっぷり与えるようにします。
夏・冬の注意点
水が葉にかからないように気を配りながら水やりを行いましょう。特に夏は、蒸れてしまうと葉が傷みやすくなります。また、15℃を下回りやすい冬は他の季節に比べて成長が緩やかです。そのため、水をあまり必要としていません。冬のあいだは水やりはいつもよりに控えめに行い、土を乾かしつつ水を与えましょう。
シーマニアの育て方④肥料
4月~9月のあいだは定期的に
シーマニアの生育期は春から秋です。特に、4月~9月半ばまではよく成長するため、この期間中は一定の間隔を空けながら肥料を与えてあげると、すくすくと育っていきます。液体肥料、緩効性化成肥料のどちらでも問題ありませんが、与える頻度に違いがあります。液肥は週に一度与え、化成肥料は月に一度与えましょう。
シーマニアの育て方⑤植え替え
年に一度が理想的
シーマニアは、前述したとおり生育がよい植物です。鉢の中で根詰まりを起こしてしまうため、植え替えかもしくは株分けを行う必要があります。植え替える場合は、現在植えている鉢よりもひとまわり大きな鉢を用意し、根に付いた土を軽くほぐしましょう。5月~6月が適切な時期です。
シーマニアの管理の仕方
シーマニアの管理の仕方①病気
灰色かび病に注意を
シーマニアが寒さと多湿に弱いこともあって、気温が低く湿気の多い環境でかかりやすい灰色かび病に注意が必要です。葉や茎に腐敗が見られたり、花に白っぽい斑点ができた場合はすぐに取り除きます。園芸用の殺菌剤も効果的です。
シーマニアの管理の仕方②害虫
ホコリダニ
生育がよく新芽が頻繁に出てくるシーマニアは、新芽に発生しやすいホコリダニに弱いです。ホコリダニは、その名のとおり細かく白いホコリのような見た目をしています。肉眼でははっきり見ることができないサイズですが、新芽がしおれて縮こまっていたら要注意です。見つけた場合はすぐに切り取り、ダニ用の殺虫剤を使用します。
シーマニアの管理の仕方③手入れ
小まめにチェック
清潔な環境を整えてあげることで、傷みづらくなるだけでなく病気の予防につながります。土の乾き具合をチェックするついでに、枯れ葉や花がらを見つけたらすぐに摘み取ってあげましょう。また、土の表面に落ちた葉や花が溜まっていると、病気にかかりやすくなります。注意しましょう。
シーマニアの増やし方
シーマニアの増やし方①株分け
シーマニアは一株からたくさんの新芽が増えていく植物のため、株分けがしやすくなっています。株分けの適期は、植え替え時期と同じ5月~6月です。一株あたりに対して、芽を3つは残すようにしましょう。株分けの際には植え替え時と同じで、根の土を軽くほぐすことがポイントです。
シーマニアの増やし方②挿し芽
シーマニアは、茎を切り取って新たな土に挿す「挿し芽」でも増やせます。新しく用意した赤玉土などを鉢に入れ、より生育のよさそうな茎を選んで6cm以上に切りましょう。どれを選べばよいか決められない場合は、地下茎や根が付いているものが丈夫なため、おすすめです。
まとめ
シーマニアは、温度や環境などの管理にややコツが必要で、デリケートな植物です。しかし、ちょっとした手間をかけてあげることで、すくすくと育ってくれます。また、一株からどんどん増やしていくことが可能です。色鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるシーマニアで、庭や玄関先を彩ってみてはいかがでしょうか。
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春や秋のように穏やかな季節は、日光がよく当たる場所に置きましょう。