ヒペリカムのガーデニング
キンシバイとして親しまれているものは、多くがグランドカバーや生け垣のように、ボリュームを活かして植栽されています。この種類は実よりも花を楽しむものが多く、花の大きさに差がありますが、密集して咲き誇る花の美しさが魅力です。
お庭のアクセントに
ガーデンヒペリカムなどの名称で売られている種類は実をしっかり楽しむことができます。ものによって実の色に違いがあり、赤やピンクなどが混じるものもあります。地植えや鉢植えで単体としても楽しめるのですが、寄せ植えやほかの植物との相性を考えると、より見栄えのする庭作りの手助けをしてくれますよ。
ヒペリカムの切り花
育てるのが難しい、または気軽に人に贈りたいときの強い味方が切り花です。ヒペリカムは基本的に年中出回っている切り花なので、欲しいときに生花店を覗いてみましょう。実の色に種類がありますが、手に入りやすいのは赤やピンクです。
華やかなアレンジメント
ヒペリカムは華やかなアレンジメントやお祝いの花束のアクセントに最適です。かわいいピンク、落ち着いたグリーン、そしてひときわ目を惹く赤と、全体の色味に合わせて使い分けることができます。近年はクリスマス用のアレンジメントやリース、フラワーボックスでも多用され親しまれています。
ナチュラルな色味を生かす
ヒペリカムといえばやはり赤い実がポピュラーといえますが、白系の色味も最近では多く出回るようになりました。ナチュラルなアレンジメントに添えるとより雰囲気が出ますね。このシーンの多様性に応じられることがヒペリカムの切り花の特徴であり、大きな魅力です。
ドライフラワーはシックな雰囲気
ヒペリカムはドライフラワーでも楽しめます。実の色は黒っぽく、葉もくすんだカリカリとした状態になりますが、このシックな雰囲気も素敵なインテリアのアクセントになりますね。実がとれやすいことや葉の崩れに注意して飾りましょう。
まとめ
赤い丸い実が特徴のヒペリカムですが、あざやかな黄色い花や、種類によってはピンクやグリーンの実も楽しめる魅力的な植物なのです。きらめき、悲しみは続かないという花言葉とともに、花、つぼみ、葉、実と、どの要素も楽しんで、ガーデニングや切り花などでアレンジしていくといいですね。
出典:写真AC