デージーの育て方
素敵な花言葉と色・形のバリエーションが豊富なデージーは、初心者が栽培をしてもほとんど失敗がありません。ただし日本で栽培するデージーの多くは1年草に分類されるため、多年草としてのデージーとは栽培の方法が少し違います。
育て方①土
原産国のヨーロッパでは自生も多いデージーなので、基本的にどんな土を使っても生育状況に問題はありません。ただし酸性の土を苦手とする花なので、使用する土の酸性度が強い場合は、苦土石灰などを使って酸性度を抑える工夫が必要です。
育て方②肥料
開花時期を迎えるとつぎつぎと花を咲かせるデージーは、定期的に肥料を入れなければ栄養不足になってしまいます。そのため普段から月に1度は化成肥料で土に十分な栄養を与え、開花時期には1週間に1度のペースで肥料を入れるようにします。
肥料不足に注意
デージーの花が枯れてしまうときには、肥料不足による栄養失調を疑ってください。開花時期が長くつぎつぎと花を咲かせるデージーは、花が1輪咲くたびに栄養が失われていきます。そのため開花時期には即効性のある液体肥料を使うと、元気で可愛い花が長期間楽しめます。
育て方③種まき
冬から夏にかけて開花するデージーは、8月下旬~9月中旬が種まきに適した時期です。種まきから発芽まではおよそ3日~4日と早く、1週間たつと双葉が生えてきます。そのため、デージーは初めての種まきでも比較的失敗が少ないです。
種まきは10月までを目安に
デージーには、冬の終わりごろに開花が始まる遅咲きタイプの品種があります。しかもデージーは寒さに比較的強いので、遅咲きタイプであれば、土の温度が下がる10月でも種まきができます。
夏に種まきをすると冬に花が咲く
早咲きタイプのデージーは、湿度がやや下がる8月下旬ごろに種まきをすると、早ければ12月に最初の花を咲かせます。そのため冬の庭に彩りが欲しいと考えているのであれば、早咲きタイプの種を選ぶのがおすすめです。
種まき後の水やりは要注意
デージーの種はとても小さいため、種まき後の水やり方法に注意しないと、せっかくの種が植えた場所から流れてしまいます。そのため発芽してから本葉が2枚~3枚に増えるまでは、霧吹きを使って水やりをするのがポイントです。
ボタニ子
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