ブーゲンビレアとは?
「魂の花」とも呼ばれるブーゲンビレアは、南国の雰囲気を感じさせる花が鮮やかな、熱帯性のつる植物です。開花時期が長く華やかで、母の日などのプレゼントとして人気があります。また、初心者でも育てやすい植物で、彩りを与えるために庭木として植えるのにもおすすめの植物です。
ブーゲンビレアの基本情報
分類 | オシロバナ科ブーゲンビレア属 |
学名 | Bougainvillea |
形態 | 多年草・つる植物 |
草丈 | 50~300cm |
原産地 | 中南米 |
ブーゲンビレアは中南米に自生する熱帯植物で、耐寒性はやや低めな反面、耐暑性は高めです。丈夫な植物ですが、日本で育てるためには冬越しなどのお手入れが必要になります。ちなみに、学名のBougainvilleaは「ブーゲンビリア」と読まれることもあります。読み方が異なるだけで、ブーゲンビレアとブーゲンビリアは同じ植物です。
ブーゲンビレアの花言葉
ブーゲンビレアの花言葉は「情熱」「熱心」「あなたしか見えない」「あなたは魅力に満ちている」です。原産地が中南米であることや、熱帯植物らしい鮮やかな花を咲かせることから、情熱的で魅力あふれる花言葉がつけられました。素敵な花言葉はプレゼントにおすすめで、もらって嬉しい花として挙げられることも多くあります。
ブーゲンビレアの特徴
色鮮やかな花を咲かせるのが特徴のブーゲンビレアですが、鮮やかな色をしている部分は花びらではありません。また、花が咲くはずの花芽からトゲが生まれることもあります。ここでは、ブーゲンビレアの葉や花の特徴、開花時期について詳しく説明します。
つる・葉の特徴
ブーゲンビレアはつる植物のため、つるを伸ばして成長します。育ち始めは10~20cm程度ですが、成長するにつれて大きくなり、その背丈はおおよそ50~300cm程度です。葉は、常緑性のものと落葉性のものがあり、品種によって異なります。また、葉の形や模様にも、品種による違いがあります。
ブーゲンビレアの花の特徴
ブーゲンビレアの花は、小さな花を密集して咲かせます。しかし、花びらのように見える色鮮やかな部分は、花びらではなく「苞」です。苞の内側にごく薄い白色の小さな花が存在しており、花びらを含む花と外側の苞をまとまって、1つの花のように見えています。
ブーゲンビレアの花色と香り
ブーゲンビレアの花色は、白、ピンク、赤、オレンジ、黄色またはこれらの複色といった多くの種類があります。中南米原産の植物らしく、花の色は鮮やかで色とりどりなのが特徴です。鮮やかな花色とは異なり、香りはほとんどありません。
ブーゲンビレアのトゲとは?
ブーゲンビレアにはトゲがあります。このトゲは、ブーゲンビレアがつるや葉を成長させるときにつける花芽から、花が咲かなかった際にトゲに変化してできるものです。水や肥料を与えすぎると、花が咲かない花芽が増え、トゲも多くついてしまいます。また、トゲが多くなると花が咲きにくくなるため、肥料や水は少なめで育てるのがおすすめです。
ブーゲンビレアの開花時期
ブーゲンビレアの開花時期は長めです。育て方や環境にもよりますが、夏にあたる5~11月にかけて花を咲かせます。常に花を咲かせているわけではなく、5~11月の期間に、2~3カ月に一度花をつけるのが特徴です。また、種類によっても早咲きのものや開花期間中はほとんど常に花を開花させるものなどいくつかタイプがあります。
出典:写真AC