ブーゲンビレアの種類
ブーゲンビレアは、品種改良によって多くの園芸品種が作られています。品種によって異なるのは花の色や形などの姿だけではありません。耐暑性が高く夏ごろに花を咲かせるブーゲンビレアですが、耐寒性も高い種類や開花時期が長い種類など、品種によって異なる特徴を持ちます。ここでは、よく知られているいくつかの種類について紹介します。
サンデリアナの特徴
ピンク色の苞をつけるサンデリアナは、耐寒性があり、日本でも屋外で育てることが可能です。サンデリアナは通称「グラブラ系」と呼ばれる品種で、原種であるグラブラから品種改良され生まれました。苞は尖り、葉に模様はなく光沢があるのが特徴です。一方、サンデリアナの変種で葉にまだら模様の入る品種は「サンデリアナ・ヴァリエガタ」と呼ばれます。
ミセスバッドの特徴
ミセスバッドは、濃い赤色の比較的大きな苞をつける、「バッティアナ系」と呼ばれる品種です。バッティアナ系とは、原種であるグラブラとペルウィアナが交雑してできた品種の「ミセスバッド」から生まれた変種の総称を指します。ミセスバッドは多くの品種の元であり、バッティアナ系には枝変わりや八重咲、珍しい色などの種類が存在します。
キャンドルの特徴
ブーゲンビレアはつる植物で、つるを伸ばして3m近くまで大きく成長します。しかし、キャンドルはつるがあまり伸びず、枝は地面からまっすぐ立つように成長しません。それほど大きく成長しないのが特徴です。ピンク色の苞をつけるキャンドルには変種が存在し、オレンジの苞をつけるものや葉にまだら模様が入るものなどがあります。
まとめ
夏ごろに南国風のカラフルな花を咲かせる熱帯植物のブーゲンビレアについて、特徴や種類を紹介しました。夏の間何度も花を咲かせるブーゲンビレアは彩りがよく育てやすいため、庭木としておすすめです。また、素敵な花言葉があるため、プレゼントにも喜ばれます。大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。
- 1
- 2