フィカスプミラの増やし方
増やし方は、挿し木、剪定などの方法ででき、挿し木は挿し芽とやり方がほとんど同じです。挿し芽用の土があると、育てやすさがアップします。剪定には細長いハサミがあると便利です。初めての人、まだ慣れていない人でも簡単にできるので、ぜひやり方を覚えてみてください。
増やし方①挿し木
挿し木に適した時期は6月
増やし方の1つ、挿し木は空気中に湿度が多い6月ごろにするのがベストです。乾燥していると、根付く前に乾いてしまうからです。苗の植え替え同様、夏場にするのは暑すぎるため控えたほうがいいでしょう。適した時期に植え替えればスムーズに育つはずです。挿し木するときは、葉を2~3枚ほど残しておきましょう。
やり方
- 5~7cmほどの長さで茎を切り、切り口を水へ約2時間つけて水を吸わせる
- 挿し芽用の土へ1を挿し、しばらくその状態で管理して根が出るのを待つ
- 様子が落ち着いたら、好きな鉢へ植える
ボタニ子
挿し芽用の土へ挿したら、乾かないようこまめに水やりしましょう。
増やし方②剪定
剪定した部分は挿し木に使える
古くなった葉以外に、育ちすぎたところを剪定で切り戻しをすれば、増やし方としても使えます。切り戻したところから新芽ができるからです。こまめに剪定して、全体のバランスを整えつつ、増やすといいでしょう。剪定した茎は、数枚の葉のみに数を減らしておくと、葉に栄養を奪われずに生長できます。
ボタニ子
樹液には有毒性があるので、手袋着用が安心です。猫を飼っている人は、猫が触らないよう注意してくださいね。
フィカスプミラの冬越し
フィカスプミラには耐寒性がある程度備わっているので、雪の降らない暖かい気候のところなら、屋外で管理しても越冬が可能です。家の中へ取り込む場合も、ポイントをおさえれば冬越しは難しくありません。寒い冬の季節を乗り切れば、また暖かくなる春にたくさん生長してくれます。
冬越し方法
外気温10度で室内へ取り込む
耐寒温度は0度と比較的寒さにも強いほうですが、冬は株が凍るのを防ぐため、外の気温が10度を下回り始めたら室内へ入れるのがおすすめです。めったに雪が降らないところなら、屋外でも越冬できます。室内で過ごすときは、なるべく10度以上をキープすると、快適に春を迎えられるでしょう。
ボタニ子
冬越し用に温室を作るのもおすすめです。作るときは、その場所の乾燥と湿度のバランスを意識するといいですよ。
まとめ
フィカスプミラの育て方は、なかでも夏の直射日光と、通年を通して行う水やりに注意するのがポイントです。基本は日当たりのよいところで管理し、夏場は遮光します。水やりも植物が乾燥しないよう、根腐れに気をつけながら与えましょう。育てやすい品種なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
出典:写真AC