マユハケオモトとは?花の特徴や開花時期、基本的な育て方をご紹介!

マユハケオモトとは?花の特徴や開花時期、基本的な育て方をご紹介!

その名の通り、刷毛のような花を咲かせるマユハケオモトは、インパクトのある見た目で贈り物にも最適です。今回は、マユハケオモトの特徴や開花時期、基本的な育て方をご紹介します。ポイントをおさえれば、初心者もチャレンジしやすい植物ですよ。

記事の目次

  1. 1.マユハケオモトとは
  2. 2.マユハケオモトの特徴
  3. 3.マユハケオモトの育て方
  4. 4.マユハケオモトを育てるコツ
  5. 5.まとめ

マユハケオモトの育て方

それでは、マユハケオモトの具体的な育て方をお伝えします。育てているマユハケオモトの休眠期間を把握すること、温度管理の徹底を行えば、初心者でも育てることは難しくありません。ほわほわとした特徴的な花は、見た目のインパクトも大きく、きれいに咲いたときの感動もひとしおですよ。

①植え付け

マユハケオモトは種からも開花させることができますが、時間がかかるため、球根から育てることが一般的です。植え付けの季節は、どの季節で成長するかで変化しますので、種類によってさまざまです。基本的には、成長期直前の3~4月ごろ、もしくは8~9月ごろがいいでしょう。水はけのいい土に、頭が少し見えるくらいの深さで球根を植え、たっぷりと水やりを行います。

②置き場所

マユハケオモトは日光を好むため、日当たりのいい場所で育てましょう。ただ、日光に当てすぎると葉焼けの原因となるため注意が必要です。夏は風通りのいい半日陰で、冬は日光に当たる場所、というように、季節によって置く場所を変えるといいでしょう。

③温度

マユハケオモトは10℃以下の環境になると成長がゆるやかになり、花が咲かないなどの原因になります。また、5℃以下になると枯れる可能性があるので、注意してください。冬の寒い季節は、あたたかい室内で管理したほうがいいでしょう。

④用土

マユハケオモトは、水はけの悪い土壌だと根腐れしてしまいます。そのため、なるべく水はけのいい土を使用しましょう。自分でブレンドする場合は、赤玉土・鹿沼土・腐葉土・軽石を同じ比率で混ぜるといいでしょう。また、市販の観葉植物用の土は、基本的に水はけがいいものが多いので、まずは市販のものを使用してみるのもおすすめです。

⑤水やり

マユハケオモトの水やりは、季節によって変えていく必要があります。ポイントは、休眠期間を把握することです。マユハケオモトは湿気に弱いため、休眠期間に限らず、水のやりすぎは根腐れの原因となります。鉢の中が蒸れることがないように注意してください。

成長中の水やり

マユハケオモトの成長中はたくさんの水を必要とします。植木鉢の土が乾燥してきたタイミングで、植木鉢の底から流れ出すくらい、たっぷり水をあげましょう。

休眠中の水やり

休眠期間は水やりを控えめにしてください。あまりあげすぎると、根腐れの原因になったり、害虫が発生する要因になったりしてしまいます。

葉水

マユハケオモトには害虫がつきやすいですが、葉水をすることで予防になります。乾燥を防ぐこともできますので、葉水は定期的に行いましょう。毎日1回、霧吹きで水を吹きかけてください。また、マユハケオモトの葉にはほこりがつきやすいため、濡らしたティッシュペーパーなどで取り除くようにしてください。

⑥肥料

肥料は特に必要ありませんが、早く育てたい場合は使用するといいでしょう。ただし、休眠期間はそもそも成長が止まっているため、避けてください。肥料の種類は、即効性のある液肥でも、緩効性の置き肥でも問題ありません。有機肥料を使用すると、コバエなどが発生しやすくなるため、できるだけ化成肥料を使いましょう。

⑦植え替え

マユハケオモトは成長がゆっくりのため、頻繁に植え替えを行う必要はありません。ただ、あまり小さい植木鉢で育てていると、根詰まりの原因になりますので、生育具合を見て植え替えを行ってください。

⑧増やし方

マユハケオモトの増やし方は2種類あります。株分けでの増やし方と、種まきでの増やし方です。種まきで増やす場合は、花が咲くまでに3~4年と成長に時間がかかります。そのため、基本的には株分けで増やすことをおすすめします。植え替えの際に、分球しているものがあれば、それを使用して株分けを行ってください。

マユハケオモトを育てるコツ

マユハケオモトを育てるコツは、害虫に気をつけることと、休眠期間を知っておくことです。この2つに気をつけておかないと、花が咲かない原因になりますし、最悪枯れてしまいます。逆をいうと、ここさえ配慮をすれば初心者にも挑戦しやすい植物です。

害虫に注意

マユハケオモトには害虫がつきやすいため、定期的に観察してください。主な害虫はハダニ、アブラムシ、ナメクジ、カイガラムシ、ダンゴムシ、バッタなどです。特に、外で育てている場合は注意が必要です。見つけ次第駆除しないと、葉を食べられてしまったり、花が咲かない原因になったり、最悪の場合は枯れてしまいます。市販の駆除剤などを使用して対策を行うといいでしょう。

休眠期間の把握

マユハケオモトは、育てる種類によって休眠期間が異なります。自分が育てている種類の休眠期間は必ず把握し、その期間中は水やりを控えたり、肥料を使用しないようにするといいでしょう。

まとめ

出典:写真AC

マユハケオモトは、刷毛に似たほわほわとした花が特徴の植物です。休眠期間に気をつければ、初心者でも育てやすいですよ。見た目が非常に華やかなので、お部屋にひとつあるだけでインパクトが出ます。花言葉も縁起がいいので、開店祝いや、起業された方への贈り物にもおすすめです。育てるコツをおさえて、個性的な花を咲かせてみてくださいね。

佐野美帆
ライター

佐野美帆

自然が好きで、よく郊外に遊びに出かけます。お茶の専門店で働いていた経験があり、紅茶を含むお茶全般とハーブの勉強をしています。また、日本文学分野での出版経験を活かし、神話や民間伝承と植物の関わりに特化した記事が得意分野です。

関連記事

Article Ranking