育て方③植え替え
鉢植えの場合は、苗の成長にあわせて植え替えをしなければなりません。植え替えをするときは新しい鉢と軽石、土を用意します。根は手で優しくほぐして、根についている土をできるだけ落としてください。このとき腐っている根は取り除きましょう。植え替えをしたあとは、根付くまでは半日陰で管理してください。
鉢選びで注意するポイント
鉢を選ぶときにも注意点があります。それは鉢のサイズです。苗に対して、ちょうどよい大きさの鉢を選びましょう。植え替えるのが面倒だからと苗よりも大きいサイズを選ぶのはNGです。大きすぎると土が乾かず、多湿の環境を作り出す原因になります。逆に小さすぎても根が成長できなくなるため注意してください。
植え替えのときにあると便利なグッズ
植え替え時は土を扱うため、どうしても汚れてしまうことは防げません。そこで新聞紙などを用意すると床が汚れるのを防いでくれます。ほかにも手を保護するための軍手やスコップなどがあると便利です。必要な道具をあらかじめ準備してから植え替えを始めましょう。
育て方④病気と害虫
テマリソウはもともと病気や害虫に強い花で、そこまで病気と害虫の心配はしなくてもよいでしょう。しかし、高温多湿な環境では根腐れを起こすため、そこからカビなどが発生してしまう可能性があります。カビは枯れてしまう原因にもなります。生育しやすい環境づくりが重要といえるでしょう。
テマリソウの管理方法
管理の仕方を間違えてしまうと、枯れてしまったり開花しなかったりするという問題が生じることも珍しくありません。ここでは、テマリソウの基本的な管理方法を紹介します。
基本の管理①水やり
テマリソウはとても乾燥に強いため、土がしっかりと乾いてからたっぷりと水を与えましょう。土の乾き具合は、直接手で土を触ってみるとわかりやすいでしょう。よかれと思って水をどんどんあげてしまうと土が湿った状態が続いてしまい、根腐れを起こしてしまうため注意してください。とくに夏の暑い季節は要注意です。
基本の管理②日当たり
テマリソウは日光を好む植物で、日光が不足してしまうと開花しないこともあります。そのため管理する場所が完全な日陰にならないように注意することが大事です。テマリソウは寒さに強く、夏以外は屋外での管理も可能ですが、その場合は雨が当たらずできるだけ日当たりのよい場所で管理しましょう。
基本の管理③肥料をあげる
春から秋の間は肥料を与えましょう。肥料が多すぎると開花しないこともあります。目安は2週間に一度、容量を守って液体肥料を与えてください。ぐんぐん成長し、花期にはきれいな緑色の花を咲かせてくれるでしょう。
テマリソウを枯れさせないための2つのコツ
テマリソウを枯らさないで育てるには、コツがあります。とくに夏越しにチャレンジしたいという場合は、以下のポイントが重要です。しっかりと覚えて、上手に育てましょう。
枯れさせないコツ①寒い場所で管理する
テマリソウを上手に育てるには、寒い場所で管理することがポイントです。寒くなければ開花しないという特徴があるため、置き場所には十分に注意しましょう。寒いところといっても日陰ではなく、日当たりがよくて気温が高くない場所を選んでください。
枯れさせないコツ②夏越しの注意点
テマリソウを育てるうえでの難関が、夏越しではないでしょうか。テマリソウは乾燥や寒さにはとても強いですが、高温多湿な環境ではほぼ枯れてしまいます。夏越しをさせるためには、できるだけ涼しい場所で管理しましょう。
まとめ
テマリソウの育て方や基本的な管理方法などを紹介しました。これを機に、とてもかわいくて人気のテマリソウを自宅で育ててみませんか?ふんわりとした緑色の花が、目を楽しませてくれるでしょう。ぜひ夏越しにもチャレンジしてくださいね。
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出典:写真AC