パンパスグラスの品種
パンパスグラスプミラ
プミラは矮性の品種ですが、そこはやはりパンパスグラスです。小さくとも1m越えは覚悟してください。群生する花穂を眺めて楽しむのはもちろんですが、若干小振りの花穂を切り花にするのがおすすめです。ほかの植物を入れず、パンパスグラス単体でまとめてブーケなどにアレンジするのも可愛らしいでしょう。
ホワイトフェザー
シロガネヨシの和名の通り白銀色のパンパスグラスです。パンパスグラスの名所では一番目にすることの多い品種ですね。大株の存在感にはやはり圧倒されます。草丈ばかりが話題になりやすいパンパスグラスですが、その横幅が直径となる株張りのすごさにはお気づきでしょうか?パンパスグラスで垣根を作ったら…ものすごいことになりそうですね。
ピンクフェザー
ピンクの花色が特徴のピンクフェザーです。やさしいピンク色の穂は白い穂とはまた違った印象ですね。咲き始めの若い雌花の穂には全体的につややかな光沢があり、絹糸を思わせるような雰囲気です。やがて花穂が成熟するとふわふわとした感触に変わっていきます。切り花として、画像のピンクよりも鮮やかなショッキングピンクに近いものも販売されているようですが、そちらは天然の色ではなく着色されているものですからお間違えなく。
パンパスグラスで楽しもう!
切り花
えっ!こんな色のパンパスグラスがあるの!?と思われた方もいらっしゃるでしょう。こちらの切り花は着色されたパンパスグラスです。元々パンパスグラスが注目されるようになったのは、この色を付けた切り花が発端だったともいわれています。自然のままの白とピンクもよいですが、たまにはこんな切り花で遊び心を演出してみてはどうでしょうか。それにしてもこのホウキのような茎の太さと大きさは本当に存在感がありますね。
ドライフラワー
切り花というよりは咲いている時点でも、すでにドライフラワーといった感じのパンパスグラスですが、白とピンクの花穂の両方を混ぜてアレンジしてもよいかもしれませんね。大きな花穂を生かして、ほかの植物を包み込んだり支えるような形で仕上げるのがおすすめです。パンパスグラスを使ったブーケは人気で、結婚式などでも使われています。
リース
こちらも切り花のアレンジになります。特徴のあるふわふわの花穂を生かしたリースです。白だと一見、羊毛かと見間違えてしまいそうですが、ピンクの切り花を使えばまた違った印象になりそうですね。クリスマスのリースはもちろん、お正月飾り用のしめ縄風リースにも活用できそうです。
パンパスグラスを見に行こう!
国営ひたち海浜公園【茨城県ひたちなか市】
見かたによっては観覧車よりもパンパスグラスの方が大きく見えますね。ベストポジションは『大草原』の北側です。定番の白銀色だけでなく、ピンクや赤黒色の穂のパンパスグラスも見られます。開花時期は8月下旬~10月上旬。観覧車と合わせてのベストショットを撮りに、花の時期をねらってお出かけしましょう!
神代植物公園【東京都調布市】
神代植物公園の『芝生広場』中央のパンパスグラスです。草丈の迫力を感じさせる光景ですね。青空を背景に下から見上げるようなアングルで写真を撮る方が多いようです。こちらのパンパスグラスは大きいものだと草丈4m、株張りの直径は7mにもなります。迫りくるシロガネヨシ!といったところでしょうか。大人でも株の根元でかくれんぼができそうですね。
国営昭和記念公園【東京都立川市】
おすすめポイントは『もみじ橋』近くの丘と『ゆめ広場』の南側です。パンパスグラスは広大な敷地に大きな株ごとに点在しているのですが、株元の小ぶりなケイトウと比較すると、まさにお化けススキといった感じです。8月下旬に咲き始めたパンパスグラスは、11月の時期になってもまだまだ健在です。花期が長いのも嬉しいですね。
まとめ
シロガネヨシの和名に相応しく、白銀に輝くパンパスグラス。自宅の庭に植えるにはスペースの問題からちょっと難しそうですが、ススキとは一味違う雄大な姿を見に公園におでかけしてみてはいかがでしょうか。広大な南アメリカの大地にそよぐパンパスグラスに想いを馳せてみましょう。植物を通じて地球の裏側を感じられるなんてちょっとすてきだとは思いませんか?
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