釈迦頭の食べ方
釈迦頭の食べ方について、おいしいものの見極め方や、家での保存方法と併せてご紹介します。釈迦頭は実はビタミンやミネラルが豊富に含まれた果物で、特にビタミンCはリンゴの40倍ともいわれています。免疫力向上や、美容への効果も期待できるのが嬉しいですね。パッションフルーツやパイナップルのような、いかにも南国風の香りがさわやかです。
おいしい釈迦頭の選び方
釈迦頭の収穫期は9月~10月ごろです。店頭で選ぶときには皮が黄緑色をしていてハリがあり、ふっくらと丸い形のものを探しましょう。もっとも、流通量が少ないので、比べられるほどたくさんは並んでいないかもしれませんね。買ったあとすぐに食べる予定なら、皮が少し黒ずんでいるものでも大丈夫です。黒っぽく変色しているのは、熟してきているサインです。
保存方法
熟しきっていない釈迦頭を買ってきた場合は、冷蔵庫には入れません。20度~25度くらいの常温に置き、数日間追熟させましょう。皮がやわらかくなって、甘い香りがしてくれば食べごろです。完熟すると、自然に皮が割れてくる場合もあります。熟したものは、食べる直前に数時間冷やすとよりおいしいですよ。
食べ方は大きく分けて2種類
熟した釈迦頭はでこぼこした皮を一房ずつはがせます。その一房にかぶりつくか、半分に割ってスプーンで果実をすくって食べるかの2種類の方法が一般的です。包丁でカットするときは、半分または4分の1にカットして、種の部分をよけて食べます。基本的には生のまま食べることが多いですが、それ以外にもシャーベットやアイスクリームの原料にしたり、ジャムやクリームにしてケーキやクッキーに混ぜたりといった食べ方もあります。
そのほかの南国フルーツ
釈迦頭のような南国フルーツが好きなら、以下の果物もおすすめです。釈迦頭よりも流通量が多く、日本でも気軽に食べられるものもたくさんありますよ。
マンゴー
今やすっかりメジャーとなったマンゴーは、7月上旬~8月上旬に収穫されます。とろりとした食感と強い甘みが特徴で、生で食べてもおいしいですし、台湾かき氷やジャム、ドライフルーツ、アイスクリームのような加工品も大人気です。皮にハリとツヤがあって、オレンジ色があざやかなものを選ぶとよいでしょう。
スターフルーツ
カットした断面が星の形に見えるので、スターフルーツという名前がつけられました。みずみずしさと甘酸っぱさが売りで、サクサクとした少しめずらしい食感を持っています。皮をむかないで食べられるので、サラダやヨーグルト、フルーツ盛り合わせなどに便利です。形がかわいらしいので、シンプルなサラダもパッと華やかになりますよ。砂糖漬けやピクルスにしてもおいしいのでおすすめです。
ライチ
6月~7月、夏の入りに収穫されるライチも、南国フルーツの中ではメジャーな果物ですね。かの楊貴妃が愛したという逸話でも有名で、日本でも江戸時代末期という古くから親しまれています。皮についているトゲが鋭いものが食べごろのサインです。生で食べるのはもちろん、リキュールやスムージーの材料としても多用されています。
ボタ爺
ボタニ子
おすすめ南国フルーツ、まだまだ続くよ!
パイナップル
南国フルーツであることを忘れてしまうくらい、日本の食卓でも定番となっているのがパイナップルです。酢豚やサラダなど、お料理の具材としても使われますね。実の部分が下膨れして、ずしっと重みを感じるものが甘くておいしいパイナップルです。生で食べてもさわやかな甘みが楽しめますし、缶詰やゼリーの具材としても人気です。ひとくち大にカットして冷凍させれば、シャーベットのような食感になりますよ。
ドリアン
フルーツの王さまという異名と、野菜が腐ったような悪臭で知られるドリアンは、世界的にも好き嫌いが分かれているちょっとハードルの高い南国フルーツです。殻をむいて果実を食べるのが一般的ですが、中国や東南アジアではクリーム状に加工してパイ生地に挟む食べ方も人気があります。
マンゴスチン
フルーツの王さまがドリアンなら、「フルーツの女王さま」と呼ばれているのがこのマンゴスチンです。パイナップル、チェリモヤと並ぶ世界三大美果とされ、特に東南アジアで古くから愛されています。サイズが大きなものの方が、中の実も大きいのでお買い得です。生で食べるのが一般的ですが、日本ではあまり流通量が多くないので、ゼリーや缶詰の様な加工品の方が手に入れやすいといえます。
まとめ
クリーム状の果肉と南国フルーツらしい甘みがやみつきになると話題の釈迦頭について、特徴や食べ方をご紹介しました。旅行先で見かけたときには、ぜひ南国の味を体験してみてくださいね。
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どのフルーツもおいしそうじゃのう。