ミヤマオダマキとは?その特徴や育て方を解説!オダマキとの違いは?

ミヤマオダマキとは?その特徴や育て方を解説!オダマキとの違いは?

ミヤマオダマキは、鮮やかな青紫の花をうつむき加減に咲かせます。花姿がかわいらしいと注目を集めています。しかし、その可憐な見た目とは裏腹に過酷な環境で育つということをご存じでしょうか。今回は、そんなミヤマオダマキの特徴や自宅での育て方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.ミヤマオダマキとは
  2. 2.ミヤマオダマキの特徴
  3. 3.ミヤマオダマキの仲間の種類
  4. 4.ミヤマオダマキの育て方
  5. 5.オダマキとの違いは?
  6. 6.まとめ

育て方⑤かかりやすい病害虫

かかりやすい病気

かかりやすい病気は、茎の根元が腐って枯れてしまう軟腐病と、葉や茎が小麦粉をまぶしたように白い糸状菌(カビ)に覆われてしまううどんこ病です。水はけのよい用土と風通しがよい場所、茎の付け根から上部は粗めの砂利を用いれば、軟腐病予防が可能です。うどんこ病は自然治癒可能な病気で、初期段階なら酢(酸性)や重曹(アルカリ性)を薄めたスプレーを1週間おきに散布しましょう。

つきやすい害虫

害虫対策には、日当たりと風通しがよい場所を選ぶことが大事です。アブラムシは開花時期に発生しやすい害虫です。発見したら牛乳をスプレーし、乾燥させた後洗い流して駆除します(カビなど別の病害が発生するため、必ず乾燥後洗い流してください)。ほかにもヨトウムシやハダニもつきやすく、特にヨトウムシは葉を暴食するため、見つけ次第捕殺するか群れている葉ごと摘み取りましょう。

オダマキとの違いは?

オダマキは、本州、中部以北、東北、北海道などの高山地で自生しているミヤマオダマキから改良された園芸品種です。見た目も育て方も似ているのは、元の種類だからかもしれません。オダマキのほうが自家栽培しやすいですが、冬場は高山帯で育つミヤマオダマキのほうが手入れは簡単です。オダマキの冬越し時は、根が凍らないよう腐葉土や敷き藁などで防寒する必要があります。

生息地の違い

中部以北、東北、北海道の高山地帯に自生しているミヤマオダマキに比べ、オダマキは種が飛んでその場所で芽吹けば開花できるといわれるほど、強く育てやすい品種です。生息地も高山のような涼しい場所でなくても問題く育つため自家栽培しやすく、種類も豊富でガーデニングによく植えられる植物です。

花の違い

もとがミヤマオダマキを改良した園芸品種のため、花の見た目はよく似ています。しかし、オダマキのほうが花が大きいです。ミヤマオダマキは開花時に下向きに咲くのに対し、オダマキは上向きに咲いているものも見られます。育てやすいことから品種改良もどんどんされていて、色や形がさまざまなオダマキが流通しています。

まとめ

高山植物を自家栽培するのは難しそうに見えますが、ミヤマオダマキは育て方も簡単で、誰でも気軽にチャレンジできます。花壇に何株か群植するだけで、開花時期には庭が華やかになります。花色や形が違う品種もあるため、何種類か育てながら自分のお気に入りのミヤマオダマキを見つけるのも楽しいでしょう。

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ライター

happychocolate

試行錯誤しながら家庭菜園と季節の寄せ植え頑張り中です!

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