エニシダの剪定方法
花後の6月頃が適期
剪定の適期は花後の6月頃です。エニシダはまだ株が小さいうちは自然と樹形もまとまりが出るので特に剪定の必要はありません。3年目以降、株が成長してくると、枝が伸びすぎたり、混みあったりして日当たりと風通しが悪くなるので剪定します。剪定は枝分かれしている箇所で切ってあげるとよいでしょう。太い枝を切り落としたときは、切り口から雑菌が入らないように癒合剤を塗っておきます。
ボタニ子
エニシダの増やし方
挿し木で増やす
挿し木の適期は3月~4月と梅雨時です。挿し木する枝(挿し穂)を10cmほどの長さで切り口を斜めになるようにカットします。挿し穂の切り口近くの葉っぱを取り除いて、水につけて水揚げしましょう。その後赤玉土を入れた育苗ポットに挿して水やりし、明るい日陰で管理します。根が出てきたら鉢に植え替えましょう。その際、根鉢を崩さないよう注意します。
ボタニ子
花後の剪定で切った枝を挿し穂として利用できますよ~
種まきで増やす
種を秋にとっておき、翌年3月にまきます。うまく成長すれば秋には50cmほどの草丈まで大きくなりますが、花が咲くのはおおむね3年目以降です。エニシダは連作を嫌い、同じ場所で続けて栽培するとうまく育たないことがあるので、場所を変えて育てるようにします。
エニシダのお手入れポイント
- 水はけのよい土で、日当たりのよい場所で育てましょう。過湿にならないように乾燥気味に管理します。
- 根が荒いので、強風などで株ごと倒れることも。必要に応じて支柱を立ててもよいでしょう。
- 植え替えを嫌います。地植えは基本的に植え替え不可です。植え替えても再び根づきにくいです。
- 店頭ではヒメエニシダをエニシダとして販売していることも。エニシダはおおむね-5℃くらいまで耐えますが、ヒメエニシダはより寒さに弱いので、冬は室内でお手入れしましょう。
まとめ
蝶々のような形の鮮やかな黄色の花を咲かせるエニシダ。見ていると元気をもらえそうですね。鉢植えでコンパクトにも育てられるので、お庭でのお世話が難しい方も栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか?白花や赤花の品種も出回っているので、園芸コーナーで見つけたらぜひ足を止めて立ち寄ってみてくださいね。
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エニシダは7月下旬頃から翌年の花芽が作られるので、これ以降は花芽を切り落とすことになります。剪定は6月頃に済ませましょう!