はじめに
ハンバーガーなどに挟まれていることが多いピクルスは、苦手な人も多いようですが、さわやかな味わいが食事をより楽しくさせてくれます。まずは、ピクルスとはどのようなものなのかを見ていきましょう。
ピクルスとは
ピクルスとは野菜や果物をピクルス液と呼ばれる酢につけたものです。乳酸菌で醗酵させて作るキムチやザワークラウトもピクルスに分類されており、ピクルスは日本の酢漬けにあたります。漬けてあるという観点から、海外では梅干しもピクルスに分類されています。
ピクルス液とは
ピクルス液は、酢にニンニクや唐辛子、ハーブなどを加えたピクルス作りには欠かせないものです。加熱して使うのが一般的ですが、加熱しない作り方もあります。いろいろな種類の酢を使うなど、アレンジを楽しむこともできますよ。
ザワークラウトとは
本格ザワークラウトの作り方!美味しいドイツ料理レシピ https://t.co/GIPjfZH5NH pic.twitter.com/0lEwMsYRJ5
— すべての人々のための社会・生活基盤の構築 (@living141) January 10, 2020
ザワークラウトとはキャベツを乳酸菌で醗酵させて作られたものです。独特の酸味があり、海外ではソーセージに合わせて食べることが多いです。多くのビタミン成分を含んでいて、健康食品として人気が高まっています。
マリネとの違いは
酢を使う調理法という共通点がありますが、マリネとピクルスの違いは漬ける時間の長さにあります。ピクルスは1日以上時間をかけて作るのに対して、マリネは和える程度の時間で作ります。マリネは日本でいうところの酢の物に近い作り方といえます。
ピクルスは健康によい?
ピクルスは酢に含まれる成分と野菜の栄養素を同時に摂ることができる食べ方です。酢には便秘解消や美肌によいとされる成分が含まれています。また野菜を醗酵させて作るピクルスには乳酸が含まれていて、疲労回復や二日酔いにも効果的といわれているので、男女問わずおすすめです。
ピクルスを作ってみよう
ピクルスは海外では「ママの味」としても大人気で定番の料理です。材料に使える野菜の種類も多いので、ぜひ、家庭の味を目指して手作りしてみませんか?手作りなら味の調整ができるので、子どもにも食べやすく作れますよ。紹介するおすすめ野菜のほかにもいろいろ作って楽しんでみましょう。
基本のピクルス液の作り方
おはこんにちは♪
— りりぃ (@lily_5211) May 8, 2019
ちょっとずつ野菜が残っていたので、ピクルス液を作って浅漬けピクルスにしました😃
ブランチは、もやしと豆苗とベーコンの炒め物、サイコロステーキ、ピクルス、ふわふわ炒り卵、ベビーホタテとカニカマとキュウリと新玉ねぎのサラダ、ご飯✨ pic.twitter.com/Ct3tIE2tkj
基本的なピクルス液の作り方を紹介します。使う酢を変えてみたり、お好みで分量を調整してみたりしてください。こちらのレシピは加熱をしていますが、加熱なしでもおいしいピクルスを作れます。加熱しない場合は、酢に漬けた材料を冷蔵庫に入れるだけです。どちらも簡単に作れるので、食べ比べてみるのもよいですね。
ピクルスに使える酢の種類
ピクルス作りには市販されているピクルス専用の酢を使うのが便利です。そのほかにも穀物酢やりんご酢、ワインビネガーなどいろいろな種類の酢でも作れるので、それぞれ作って食べ比べてみましょう。りんご酢などの果実酢は酸味がまろやかな傾向があるので、すっぱいものが苦手な人にも食べやすいピクルスを作れますよ。
ピクルスは日持ちする?保存方法は?
ピクルスは上手に管理すれば1年以上の保存が可能ですが、いくつかの条件がありなかなか難しいものがあります。加熱調理したものは2週間、加熱なしで調理したものは4日程度を目安に食べきるようにしましょう。
長期保存の条件
保存用の瓶を煮沸消毒するのはもちろんですが、野菜も煮沸消毒をする必要があります。沸騰したお湯で10分ほどゆでると効果的です。粗熱をとってしっかり冷ましてください。菌が入らないように、瓶の中を真空状態にします。煮沸した瓶の口をあけて空気を逃がしたら、すぐに閉めてください。この方法だと長い期間の保存ができますが、それでも4ヶ月を目安に食べきるのがおすすめです。
ボタニ子
次のページでピクルスにおすすめの野菜を紹介していきます。どれも手に入れやすい野菜なので、ぜひピクルス作りに挑戦してみましょう!