トックリランの種類
トックリランにもいろいろな種類があります。ここでは、トックリランの品種を紹介します。日本の冬にも耐えやすい、室内でも育てやすい種類もチェックしましょう。
トックリラン・グアテマレンシス
ハリのある長細い葉が下に垂れ下がり、てっぺんの1カ所から茂っているところが特徴です。ポニーテールの髪型にも例えられることもあります。トックリランのなかでも元気に育ち、大型の鉢に植え替えした後も大きくなる種類です。ボリュームのある観葉植物を育てたい方におすすめですね。
ノリナ・ネルソニー
ノリナ・ネルソニーはメキシコ北部の砂漠地帯や山岳地帯で育ち、トックリランのなかでは耐寒性が非常にあります。マイナス12℃の低温にも耐えられる種類です。髪の毛のように細く垂れ下がる種類とは違い、ノコギリ状の鋭い葉が先端からまっすぐ放射状に伸びています。十分なスペースが取れれば、直植えにも向いているでしょう。
ノリナ・ロンギフォリア
細い葉が生い茂って下がり、先端がカールするタイプもあります。野生のノリナ・ロンギフォリアは数m以上まで伸びることもあるのです。鉢植えで育てられる種類もあり、スペースがない場合は鉢植えでも大丈夫です。寒さに強く、成長すれば氷点下でも冬を越せる種類もあります。
トックリランはギフトにもおすすめ
花言葉や風水で、よい言葉・意味をもっているトックリランは、自宅で育てるだけでなく個人や法人へのギフトにも向いています。最後に、どのような意味があるのか紹介します。
花言葉
頭のてっぺんで多くのつぼみを開花させることから、「多くの才能」という花言葉がつけられています。持って生まれた才能が仕事で花開くようにと願う意味で、開業祝いや開店祝いに選ぶと喜ばれるでしょう。
風水
風水では、とっくりの形のように根元の部分が膨らんで口が細く見られるところから「お金が貯まりやすい」、妊婦のお腹の膨らみに例えて「子宝に恵まれる」といった効果があると伝えられています。新築祝いや結婚祝いにふさわしい贈り物になるでしょう。
特徴のある形をした観葉植物は、風水から見ると東の向きに置くと運気が上がるといわれています。また、葉が下がる種類は鎮静効果があるとされ、気を落ち着かせるため建物の北側に置くのも吉と伝えられています。
まとめ
トックリランは開花を見るのは大変ですが、水のやりすぎなどに注意すれば育てやすい観葉植物です。小さいうちは枝分かれしにくいため、剪定や切り戻しなどの手間がかからず初心者が初めて育てる観葉植物にも向いているでしょう。花言葉や風水もよい意味で知られているため、親しい人やお世話になっている人へのギフトにもおすすめです。
出典:写真AC