フトモモ科の植物一覧!葉や実の特徴や、開花時期などの基本情報を紹介!

フトモモ科の植物一覧!葉や実の特徴や、開花時期などの基本情報を紹介!

「フトモモ科」といえばどんな植物を思い浮かべますか?「グアバ」や「ユーカリ」と聞くと、馴染みのある方も多い植物ではないでしょうか。この記事では、聞き馴染みのある種からはじめて聞く種まで、フトモモ科の植物を10種に分けてご紹介していきます!

記事の目次

  1. 1.フトモモ科とは
  2. 2.フトモモ科の植物:①グアバ
  3. 3.フトモモ科の植物:②ユーカリ
  4. 4.フトモモ科の植物:③ロフォミルタス
  5. 5.フトモモ科の植物:④アゴニス
  6. 6.フトモモ科の植物:⑤ワックスフラワー
  7. 7.フトモモ科の植物:⑥フトモモ
  8. 8.フトモモ科の植物:⑦ブラシノキ
  9. 9.フトモモ科の植物:⑧ギンバイカ
  10. 10.フトモモ科の植物:⑨ギョリュウバイ
  11. 11.フトモモ科の植物:⑩フェイジョア
  12. 12.まとめ

フトモモ科の植物:④アゴニス

アゴニスの基本情報

学名 Agonis
分類 フトモモ科アゴニス属
形態 常緑性中高木
原産地 オーストラリア
分布 西オーストラリア
開花期 4月〜5月

アゴニスの特徴

「アゴニス」もはじめて聞く方が多いかもしれません。オーストラリア西部に分布する常緑性の中高木です。見た目はユーカリにとてもよく似ていますが別種です。英名では「ペパーミント」とも呼ばれています。葉が細長く枝垂れるような見た目が特徴的です。葉色は寒くなると濃い黒色となり、別名「ブラックユーカリ」と呼ばれるものもあります。花は白色のものを咲かせます。

アゴニスの仲間

アゴニス・ライムグリーン

名前の通り、ライムグリーン色の葉がとても印象に残る珍しい品種です。寄せ植えをはじめ、切り花やドライフラワーにも利用できます。成長が早く、乾燥地でもよく育つのが特徴です。写真のようにフラワーアレンジメントに使用すると周りを引き立てる役割ができますね。

アゴニス・ブラックテール

別名「ブラックユーカリ」とも呼ばれていますが、ユーカリとは別属でまったく異なる植物です。葉の色が寒い時期に真っ黒になるのが特徴です。暖かい時期は暗い緑色をしています。

ボタニ子

ボタニ子

真っ黒な葉とは、なかなか珍しくおしゃれなイメージがわきますね!

フトモモ科の植物:⑤ワックスフラワー

ワックスフラワーの基本情報

出典:写真AC

学名 Chamelaucium uncinatum
分類 フトモモ科チャメラウキウム属
形態 常緑性低木
原産地 オーストラリア
分布 オーストラリア
開花期 4月〜6月

ワックスフラワーの特徴

出典:写真AC

ワックスフラワーはオーストラリア原産の常緑性低木です。白やピンク、赤色の可愛らしい花をつけるのが特徴です。花びらにロウがかかったような光沢があることが名前の由来ともいわれています。また、乾燥には強い花でもあります。葉は短く、針金のような円柱状の形をしています。

ワックスフラワーの仲間

ワックスフラワーは4つの系統に分類できます。ホワイト、ライトピンク、ダークピンク、パープル系です。それぞれにいくつかの種があります。花色はそこまで多くないですが、光沢のある可愛らしい小花が印象的な種です。写真のように花瓶に飾るととても映えますよ。

フトモモ科の植物:⑥フトモモ

フトモモの基本情報

出典:写真AC

学名 Syzygium jambos
分類 フノモモ科フトモモ属
形態 常緑性低木
原産地 東南アジア
分布 東南アジア・日本
開花期 4月〜8月
収穫期 6月〜10月

フトモモの特徴

出典:写真AC

フトモモは主に東南アジアに分布する常緑性低木です。日本では九州や沖縄で見られますよ。別名「ローズアップ」とも呼ばれ、果実にバラのような香りがあることが由来といわれています。花は雄しべが吹き出すようについているのが特徴です。葉は対生で、硬く光沢があります。果実は薄黄色に熟し、ジャムなどに加工して用いられるのが一般的です。

フトモモの仲間

ジャワフトモモ

別名「レンブ」とも呼ばれています。マレー半島が原産地です。りんごのような色の果実で、りんごに似た香りがするのが特徴です。一方で梨のような味がするのが面白い果実ですよ。

ヒメフトモモ

フトモモの仲間で、小笠原諸島に分布する貴重な固有種です。ブルーベリーのような紫色の果実は食べられます。ただし、絶滅が危惧される種のひとつのため、食べることは禁止されているようなものです。

フトモモ科の植物:⑦ブラシノキ

ブラシノキの基本情報

Photo byCapri23auto

学名 Callistemon speciosus
分類 フトモモ科マキバブラシノキ属
形態 常緑性小高木
原産地 オーストラリア・ニューカレドニア
分布 オーストラリア〜タスマニア島
開花期 5月

ブラシノキの特徴

Photo byChesna

ブラシノキはオーストラリアやニューカレドニア原産で常緑性の低木から高木まであり、種が多いのが特徴です。また花は赤あるいは白色で、試験管ブラシにそっくりの姿がとても印象的な種です。名前の由来もここからきていますね。葉は硬く、線形あるいは披針形(ひしんけい)です。

ブラシノキの仲間

シロバナブラシノキ

一般的に見られるブラシノキとは別種で、鮮やかな赤とは対照的な白色の花が特徴です。ブラシノキよりも開花期が長く、春から秋であるのも特徴のひとつです。また、なかなかお目にかかることのできない貴重な種のひとつでもあります。

次のページでは、フトモモ科の植物⑧〜⑩をご紹介します。

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フトモモ科の植物:⑧ギンバイカ

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