ヘンリーヅタの育て方
ヘンリーヅタは耐寒性、耐暑性が強く、ほとんど手をかけることなくグングン育つ植物です。夏には深い緑色の姿、秋には紅葉し美しい赤色の葉で植えた場所に華やかさをもたらします。葉を美しく保つために、いくつかコツがあるのでご紹介します。
ヘンリーヅタの育て方①置き場所
ヘンリーヅタは日光が大好きです。そのため、一年を通して日光の当たる場所で育てましょう。ただし、西日は日光がよく当たるとしても好ましくないので、東側か南側をおすすめします。ヘンリーヅタ最大の魅力は秋の紅葉です。秋の紅葉が美しくなるためには日光を十分に当てることが重要です。
ヘンリーヅタの育て方②用土・苗選び・植え付け
植物を育てるために用土はかかせませんね。植物といえどどれも同じ土でよいとも限りません。それぞれに適した土選びが重要です。ヘンリーヅタはどのような用土が適しているのか説明します。
用土
ヘンリーヅタは庭植えの場合であれば、どんな土でも育つことができます。ヘンリーヅタを鉢植えする場合は、市販の草花用培養土か赤玉土小粒6に腐葉土4の割合で調整しましょう。
苗選び
ヘンリーヅタは落葉するので冬の間は葉がありません。葉が出はじめる春先に、葉にきれいに艶が出ていて、元気よくツルが伸びている苗を選びます。
植え付け
ヘンリーヅタの植え付けは春から秋までならいつ行っても大丈夫です。ただし、真夏は根づくまえに水切れを起こしやすいので避けたほうがよいでしょう。
ヘンリーヅタの育て方③水やり・肥料・病害虫
場所や用土が決まったら、次に知らなければならないのは水やりの頻度、植え替え、必要な肥料、害虫や病気の有無についてです。次は、それらについて説明します。
庭植えの水やり
ヘンリーヅタは水分を多く必要とするので水の管理はとても重要です。とはいえ、庭植えの場合はそれほど神経質になる必要はなく、根づいてしまえば水やりの必要はありません。
鉢植えの水やり
水やりが重要なのはヘンリーヅタを鉢植えした場合です。ツタがどんどん伸びると水切れを起こしやすくなります。鉢の土が乾いたらたっぷり水分を与えましょう。
鉢植えの植え替え
ヘンリーヅタは生育旺盛で、根詰まりを起こさないように1年〜2年に一度植え替えする必要があります。植え替えをする時期は春から秋までであればいつでもよいですが、猛暑に行ってしまうと暑さで根が弱ることがあるので真夏の植え替えは避けましょう。
肥料と害虫、病気
ヘンリーヅタは春から秋の生育期に緩効性の肥料を与えます。ヘンリーヅタは病気と害虫に強いため、病害虫に対する特別な心配はいりません。
ヘンリーヅタの育て方④手入れ
ヘンリーヅタは気根にある吸盤を使い、壁などに張り付いて育ちます。そのため、他の植物や建物に巻き付いて傷めたり、家中を覆いつくしたりしてしまうことはありません。しかし、電線に伸びてしまうと危険ですから、電線などの近くには植えないか、こまめに剪定をしましょう。
ヘンリーヅタの増やし方
ヘンリーヅタの増やし方はとても簡単です。株分け、挿し木のどちらでも増やせます。気根の出ているツルを切り、用土に植え付けましょう。年中増やせますが、春から初夏、秋が最適です。
まとめ
ヘンリーヅタについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?ヘンリーヅタはとても育てやすく美しい植物です。春先には可愛らしい黄色い花をつけます。一年を通して素敵な姿を見せてくれるヘンリーヅタを育ててみてはいかがでしょうか?
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