ヘンリーヅタとは
ヘンリーヅタとは、原産国が中国のつる性植物です。耐寒、耐暑にすぐれ、とても育てやすい特徴を持ちます。ヘンリーヅタのツルは、吸盤がある気根で吸い付きながら登っていくので、他のツル性植物と違い壁、フェンスなどを傷めることがありません。他の植物を駆逐することがないため、グラウンドカバーに使用してみてはいかがでしょうか。
ヘンリーヅタの由来・歴史
ヘンリーヅタはアメリカヅタ、アイルランドの植物採集家のオーガスティン・ヘンリー氏によって発見されました。ヘンリー氏が1880年に中国のヒマラヤで発見し、ヘンリー氏の名前からヘンリー蔦(ヅタ)と名付けられました。
ヘンリーヅタのグランドカバー
ヘンリーヅタの魅力は秋の美しい紅葉です。春先に赤色の葉を展開させ徐々に緑色に変わり、再び秋口に赤い葉を展開させます。グランドカバーとして、庭を美しく彩ってくれるでしょう。しかし、ヘンリーヅタは落葉するので、完全なグランドカバーを望むのであれば不向きともいえます。
ヘンリーヅタはブドウ科
ヘンリーヅタはブドウ科に属します。つまり、ヘンリーヅタはブドウの仲間です。山ブドウと似た漆黒の実をつけますが、食用には向きません。
ヘンリーヅタの紅葉
ヘンリーヅタは紅葉します。紅葉といえば秋口に赤や黄色に染まる葉をイメージするかもしれませんが、まずヘンリーヅタの葉は春先に赤色の葉を展開します。そこから徐々に赤紫色へ変化し、夏には深い緑色になって再び秋口に葉を赤く染めます。
ヘンリーヅタの葉
ヘンリーヅタの葉は楕円形をしていて、フチがギザギザしている特徴を持ちます。ヘンリーヅタの葉は艶があり、葉脈に沿って走る白い筋がとても美しく、魅力的な葉です。春には黄色くかわいらしい花も咲かせます。
ヘンリーヅタの花言葉
ヘンリーヅタにも花言葉があります。ヘンリーヅタの花言葉は「気ままに生きる」です。次々と葉を展開させ、どんな場所でも元気に育つ、その姿にぴったりな花言葉ですね。
次のページでは、ヘンリーヅタの育て方と増やし方をご紹介します。