ロシアンセージの手入れ方法
ロシアンセージは育てやすく、それほど難しい手入れは不要です。しかし、元気に美しい花を咲かせるためには、日頃の手入れも重視しましょう。ここでは、ロシアンセージの手入れについて見ていきます。
摘心
ロシアンセージの手入れで重要なのは、摘心です。摘心は草花が伸びていくその先端を清潔なハサミなどで切り取ることをいいます。摘心することで、脇芽が生えて枝数を増やせます。摘心を続けると、背丈が本来の半分くらいになり、コンパクトにまとまるでしょう。
枝の刈り込みや切り戻し
葉っぱが蒸れて風通しが悪かったり、株間が狭くなったりしていると感じたら、理想の草姿になるように刈り込みましょう。先端の小枝などを整理して、見た目もすっきりとさせます。
晩秋の手入れ
晩秋の手入れは大切です。来年、花がもっと成長しやすくなるためや、草の形が理想的になるように、思い切って草丈を半分くらいに刈り込みましょう。花が終わり葉っぱが落ちたら、地面から10cmの高さに切ってあげてください。思い切った剪定のため、ためらってしまうかもしれません。刈り込んで枯れる可能性は少ないため、しっかり手入れしてあげましょう。
病気や害虫について
ロシアンセージは、ほかの草花に比べて丈夫です。病気も害虫も大きな心配はありません。しかし、夏場に雨や水やりをし過ぎたなどの理由で株が過湿になり、葉っぱが蒸れて茶色くなることがあります。葉が茶色くなると枯れてしまうおそれがあるため、剪定するなどして風通しをよくしてあげましょう。
ロシアンセージの増やし方
挿し芽で増やす
増やし方でおすすめなのは挿し芽です。5月~7月に挿し芽用の若い枝を切り取り、切り取った枝を水に1時間ほど浸けて、その後に挿し芽用の土に挿します。木質化した枝は挿し芽には向きません。みずみずしい若い枝を選んでください。根っこが生えてきたら、適した場所に植え替えましょう。
種で増やす
挿し芽だけでなく、種から増やすことも可能です。花後にこぼれ種から自然に芽が出て、増えていきます。自然に増えていくため、特別何かするということはありません。
ロシアンセージの楽しみ方
ロシアンセージの花はドライフラワーやリースにも活用できますし、料理に飾りとして添えることも可能です。人気のスワッグの花材としても活躍してくれるでしょう。しかし、葉っぱは料理には使えません。用途に応じて使い分けましょう。
まとめ
ロシアンセージは、比較的容易に育てられる植物です。あまり過保護にしなくても育つため、初心者の方でも気軽にチャレンジできます。庭で育てたロシアンセージを、ドライフラワーの花束にして飾って楽しむのもおすすめです。涼やかな青が美しいロシアンセージを、ぜひ育ててみてください。