ヤナギラン(柳蘭)とは?基本の育て方やおすすめの群生地をご紹介!

ヤナギラン(柳蘭)とは?基本の育て方やおすすめの群生地をご紹介!

ヤナギランは淡いピンク色の花が美しい、夏の高原の風物詩ともいえる花です。国内に群生地が数多く存在し、花の時期にはカメラを持ったたくさん観光客が、その姿を見ようと訪れます。今回はそんなヤナギランの育て方や、基本の育て方について解説します。

記事の目次

  1. 1.ヤナギラン(柳蘭)とは
  2. 2.ヤナギランの育て方
  3. 3.ヤナギランの群生地
  4. 4.まとめ

ヤナギランの群生地

ヤナギランの開花時期は夏の盛りである7~8月です。まっすぐ上に伸びた茎の先に淡い色合いの小さな花をつけます。群生地でたくさんの花が風に揺れるようすはとてもさわやかで、その姿を見るためにハイキングするファンもいるほどです。日本での有名な群生地について、3ヶ所ご紹介します。

群生地①霧ヶ峰高原

長野県にある霧ヶ峰高原は、レンゲツツジやマツムシソウなど、ヤナギラン以外にもさまざまな高山植物が自生している人気のハイキングコースです。富士山や八ヶ岳などの名峰を一望できるのも魅力のひとつ。実は日本におけるグライダー発祥の地でもあります。

群生地②大江湿原

ヤナギランの群生地には、冬場はスキー場となっている場所も少なくありません。尾瀬の大江湿原も同様で、雪の溶け消えたゲレンデがヤナギランのピンク色で埋めつくされているようすはとても見応えがあります。長蔵小屋創設の平野一族の墓所は「ヤナギランの丘」と呼ばれ親しまれています。

群生地③野沢温泉スキー場

野沢温泉街からゴンドラで昇ること15分程度の場所にあるのが「ヤナギランガーデン」です。見晴らしのよい高原に花壇が広がり、10万本ともいわれるヤナギランが咲き誇ります。見ごろは8月上旬~中旬ごろ。ヤナギランのほかにも、キボシやエゾアジサイなどの山野草が楽しめます。

ヤナギランの花言葉

ヤナギランの花言葉は「集中」「一心不乱」です。まっすぐ天に向かって花茎を伸ばし花弁を開くようすが、ひたむきで一生懸命なイメージを抱かせたのでしょう。目標に向かってわき目も振らず努力している人への贈りものとして、花言葉とともにヤナギランをプレゼントするのも素敵ですね。

まとめ

高原の夏を彩るヤナギランについて、育て方や日本における群生地、花言葉についてご紹介しました。淡い色合いの花はさわやかで、花の時期になると多くの観光客が群生地に足を運ぶのも納得の美しさですね。育てる際のポイントは、高山植物であるという特徴を踏まえること。特に真夏の高温多湿には要注意ですよ。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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