ジムカデとはどんな植物?花・葉の特徴や基本的な管理の仕方を紹介!

ジムカデとはどんな植物?花・葉の特徴や基本的な管理の仕方を紹介!

高山植物の仲間であるジムカデを知っていますか?成長する姿が昆虫のムカデに似ているというだけで、ジムカデとつけられてしまった残念な植物ですが、かわいらしい小さい花が春の訪れを感じさせてくれます。栽培が少々難しいですが、ガーデニングに挑戦してみましょう!

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.ジムカデとは
  3. 3.ジムカデの育て方
  4. 4.まとめ

ジムカデの育て方

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植え付け時期 3~4月、9~10月
開花時期 5~7月
耐暑性 弱い
耐寒性 強い

3~4月または9~10月の間に植え付けを行います。根に土がからむように隙間にもしっかり土を入れ込みましょう。根を広げるように、鉢の中心におくといいですよ。栽培には素焼きなど、断熱性の高い植木鉢がおすすめです。

ジムカデの栽培に適した環境は?

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涼しくて日当たりのよい場所が栽培におすすめです。明るい日陰でもいいでしょう。会の暑さが苦手なので環境づくりには注意が必要になります。寒冷地の山間部なら地植え栽培も可能ですが、植木鉢での栽培なら状態にあわせて管理できますよ。

ジムカデの育て方①管理方法

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屋外で栽培する場合は、できる限り風通しのよい場所で栽培しましょう。夏には、寒冷紗などを使って50%程度の遮光を目安に、直射日光を避ける工夫をします。耐寒性が強い植物なので雪に埋もれるのは平気ですが、乾いた風を嫌う傾向があります。冬は乾いた風にさらされないように、室内に移動させるなど対策を行ってください。

室内ではどうする?

室内で栽培する場合は、明るい窓際に植木鉢をおくと日当たりが確保できます。カーテンを閉めるなどすれば、直射日光を避けられます。エアコンなどを使って室温を調整しましょう。ただし、エアコンの風が直に当たると枯れる原因になってしまうので気をつけてください。

ジムカデの育て方②土

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鹿沼土5に対して日光砂4と軽石砂1を混ぜ合わせて、多孔質の土を作りましょう。土の酸度は弱酸性になるように調整してください。

ボタニ子

ボタニ子

2~5mmの目の細かい砂がおすすめです。鹿沼土と富士砂を1:1で配合しても土を作ることができますよ。

ジムカデの育て方③水やり

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毎日の水やりを心がけましょう。基本は朝に1回ですが、夏場は夕方にも水やりをすると効果的です。冬場は土が乾燥していたら、湿る程度に水やりをします。あまり水をやりすぎると、根腐れを起こすので状態を見て加減してください。

ジムカデの育て方④肥料

4~6月と9~10月に、それぞれ2週間に一度を目安に液体の肥料を施しましょう。また春と秋に一度置き肥をすると、成長を促し花つきがよくなります。夏場と冬場は肥料は必要ありません。

ジムカデの育て方⑤植え替え

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2~3年に一度を目安に植え替えを行います。株に元気があるときに行うと、うまく植え替えられます。根鉢の外側の土を軽く落としたら、主根を切らないように気をつけて植え替えましょう。このときに、株分けをして数を増やせますが、根が少ないと定着しにくいので、株分けは状態にあわせて行ってください。

まとめ

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いかかでしたか?今回は、ムカデと同じ名前にされてしまった残念な植物ジムカデを紹介しました。ジムカデは極寒を生き抜くたくましさがあり、春に芽吹く小さな花には生命の力強さを感じられます。栽培はやや難しいですが、ぜひ育ててみてください。

ぺぺ
ライター

ぺぺ

ズボラ人間ですが、子育ての傍ら趣味でもあるガーデニングやDIYを楽しんでいます。日々、子どもと植物の成長を見守っています。

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