ジムカデとはどんな植物?花・葉の特徴や基本的な管理の仕方を紹介!

ジムカデとはどんな植物?花・葉の特徴や基本的な管理の仕方を紹介!

高山植物の仲間であるジムカデを知っていますか?成長する姿が昆虫のムカデに似ているというだけで、ジムカデとつけられてしまった残念な植物ですが、かわいらしい小さい花が春の訪れを感じさせてくれます。栽培が少々難しいですが、ガーデニングに挑戦してみましょう!

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.ジムカデとは
  3. 3.ジムカデの育て方
  4. 4.まとめ

はじめに

Photo by yamatsu

ジムカデをインターネットで検索すると昆虫と植物、両方の画像が出てきます。名前だけを聞くと驚く人もいると思いますが、今回は植物のジムカデを紹介します。はじめに、なぜジムカデと呼ぶようになったのか、どんな植物なのかなど特徴をみていきましょう。

ジムカデとは

科目 ツツジ科ジムカデ属
分布地 アラスカ、北アメリカ、千島、北海道など
花期 7~8月
学名 Harrimanella stelleriana(ハリマネラ シュテラー)

ジムカデの特徴

ジムカデは北アメリカやサハリンなど、比較的寒い地域に分布しているツツジ科の高山植物です。日本では本州の北部の山間部や、北海道の大雪山の山間部に多く群生しています。ムカデというと昆虫を連想させますが、鈴のような形の小さな花がなんとも愛らしい植物です。

ボタニ子

ボタニ子

森林よりも高い場所に生息している植物を高山植物といいます。氷河期を生き抜いた種類がいくつかあり、保護活動が行われています。

名前の由来

ジムカデの学名はHarrimanella stellerianaです。ハリマネラはジムカデ属を指し、シュテラーは発見した学者の名前です。地を這うように成長していく姿がムカデに似ていることから、日本ではジムカデと呼んでいます。

ジムカデの花

ジムカデは7~8月に、白または赤色の小さな花を咲かせます。下を向いて、おじぎをしているような姿は健気にも見えてきます。花には人間が感じ取れるような強いにおいはないですが、実をつぶすと悪臭がするといわれています。

ジムカデの仲間

ジムカデによく似た植物に、イワヒゲやツガザクラがあります。どちらもツツジ科の高山植物で、地面を這うように横方向に成長していく特徴があります。園芸品種がいくつか流通していて、ジムカデより栽培がしやすいといわれています。

イワヒゲ

ヒノキのような葉とスズランのような花が特徴的で、岩場に細い葉を伸ばして成長します。暑さに弱いので街中での栽培は難しいですが、リレイという品種は育てやすいといわれています。

ツガザクラ

針葉樹のツガに似た葉とサクラのような淡いピンク色が特徴的で、イワヒゲ同様スズランのような花を咲かせます。ツガザクラには、白い花色のアオノツガザクラや濃いピンク色のエゾノツガザクラなどいくつかの種類があります。

ボタニ子

ボタニ子

ジムカデの栽培に挑戦してみましょう!コツをつかめば、都心部でも高山植物の園芸を楽しめますよ。

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ジムカデの育て方

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