ツルリンドウとは?実は食べられる?特徴や基本的な育て方をご紹介!

ツルリンドウとは?実は食べられる?特徴や基本的な育て方をご紹介!

ツルリンドウ(蔓竜胆)はツルをもつ種類のリンドウです。林の中で涼しげな薄紫の花を咲かせ、花期がすぎると赤い実をつけます。この赤い実は薬効として利用されています。そこでツルリンドウの花や実の特徴、基本的な育て方と種まきや挿し木による増やし方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ツルリンドウとはどのような植物?
  2. 2.ツルリンドウの特徴
  3. 3.ツルリンドウの育て方
  4. 4.ツルリンドウの増やし方
  5. 5.ツルリンドウの仲間
  6. 6.まとめ

ツルリンドウの育て方

ツルリンドウは、樹木の下に自生する日陰を好む植物です。元気のいい濃い緑の葉、はかなげな薄紫の花、かわいらしい赤い実と、春から秋まで長期間さまざまな表情を見せてくれます。ぜひ家庭でも育ててみましょう。家庭で育てるときの基本的なポイントを解説します。

育て方①環境

ツルリンドウは夏の暑さが苦手なため、鉢植えの場合は半日陰の涼しい場所に移動させて管理します。地植えの場合は落葉樹の下や、家の陰になる場所に植えましょう。特に葉焼けに注意が必要です。直射日光を避け、風通しのよい場所で育てましょう。耐寒性がありますが、冬は風に当らないように藁(わら)を敷いて防寒します。

育て方②用土

ツルリンドウは、水もちがよく肥沃な土壌を好みます。鉢植えの場合は鉢底に大粒の軽石を入れ、硬質の鹿沼土と小粒赤玉土を上から入れます。配合に困ったときは市販の園芸用培養土を利用しましょう。多湿になると根腐れするため通気性も大切です。水はけと通気性もよい深めの山野草用鉢がおすすめです。

育て方③水やり・肥料

Photo byannawaldl

ツルリンドウは、乾燥を嫌い湿り気のある環境を好みます。乾燥すると葉が傷むため朝1回水やりをしましょう。夏は気温が下がった夕方にも、もう1回水を与えます。肥料は植え付けの際に緩効性化成肥料を施し、春と秋に月2回ほど液体肥料を施します。葉が黄色くなったら肥料不足のサインです。

育て方④植え付け・植え替え

ツルリンドウは、ツル性植物のため苗を植え付ける際は支柱をし、伸びたツルをからませます。枯れ木を支柱にしても趣きがあります。鉢植えの場合は、根が張り窮屈になるため1~2年に1回植え替えをしましょう。3~4月に根を傷つけないように、株より大きな鉢に植え替えます。

次のページで「ツルリンドウの増やし方」を紹介します。

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ツルリンドウの増やし方

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