ソテツ(蘇鉄)の育て方!植える場所はどこがいい?冬越しのコツも解説!

ソテツ(蘇鉄)の育て方!植える場所はどこがいい?冬越しのコツも解説!

ソテツ(蘇鉄)の育て方をご紹介します。九州から沖縄に分布するソテツは丈夫で育てやすく、鉢植えでも地植えでも楽しめるおすすめの植物です。植える場所や冬越しのコツ、剪定方法、増やし方など、ソテツ栽培の基本的なポイントをわかりやすく解説します。

記事の目次

  1. 1.ソテツとは?
  2. 2.ソテツの育て方
  3. 3.ソテツの冬越し
  4. 4.ソテツの増やし方
  5. 5.ソテツの種類
  6. 6.まとめ

ソテツの増やし方

ソテツの増やし方は株分け(挿し木)が一般的な方法です。また育てているソテツから運よく種が取れたら、ぜひ発芽に挑戦してみてください。

増やし方①株分け(挿し木)

株分け(挿し木)は5月以降の温かい季節に行います。根元や幹の途中から子株(脇芽)が出てきたら、握りこぶしぐらいの大きさになるまで待ってから切り分けます。子株には根がついていなくても構いません。そのまま土に挿しておけば発根しますが、根が出るまでに数か月~数年かかる場合もあるようです。

増やし方②種

種から発芽させる場合もやはり5月以降がおすすめです。ソテツの種を赤玉土などの用土に半分ほど埋めて、完全に乾いてしまわないように管理します。発芽率は高くありませんが、種をあらかじめペンチなどで割っておくと発芽しやすくなります。発芽するまでには数か月かかる場合もあるので、気長に管理しながら待ちましょう。

ソテツの種類

日本国内に自生するソテツは1種類だけですが、葉の色にバリエーションがあります。また世界にはとても魅力的なソテツの仲間が存在します。海外原産のソテツの仲間は流通が少なく、一般の園芸店などで見かけることはほとんどありません。インターネット通販などで購入できますが、日本のソテツに比べると驚くほど高価です。

ソテツ

日本原産のもっともポピュラーな種類です。濃い緑色の葉が美しく、小さな苗なら数百円で購入することができます。

金環ソテツ

奄美大島原産の、一般的なソテツの斑入り品種です。金縁ソテツとも呼ばれ、葉の外側が鮮やかな黄色で縁取られます。希少価値が高く縁起物としても扱われていて、小さな苗でも数千円で販売されています。性質や育て方は一般的なソテツと同じです。

サイカス・カイルンシアナ

学名 Cycas cairnsiana
別名 サイカス・カイルンシアーナ
分類 ソテツ科ソテツ属
原産地 オーストラリア

オーストラリア原産のソテツの仲間です。青みを帯びた葉の色がとても美しい種類で、ソテツの仲間のなかでも高い人気を誇りますが、価格は数万円~数十万円と非常に高価です。海外原産のソテツの仲間には、こういったブルーやシルバー系の葉を持つ種類がいくつかあります。

エンセファラルトス・ホリダス

学名 Encephalartos horridus
別名 ヒメオニソテツ
分類 ザミア科オニソテツ属
原産地 南アフリカ

ソテツ綱ザミア科の植物で、ソテツに近い仲間です。トゲのある硬い葉が特徴で、個体によっても葉の形が微妙に異なります。価格は数万円~数十万円で販売されています。ザミア科の植物はアフリカ、オーストラリア、アメリカ大陸などに分布しており、さまざまな種類が観葉植物として出回っています。

まとめ

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ソテツの栽培にはほとんど手間がかかりません。よく日に当てて乾燥気味に管理することがポイントです。また冬の寒さからはしっかり守ってあげてください。ゆっくりと時間をかけて成長するので、一生付き合うつもりでのんびり育てるとよいでしょう。

ぬーとりあん
ライター

ぬーとりあん

植物も動物も大好きな生き物ライター。自然への好奇心が尽きません!

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