ヘレボルスとは?クリスマスローズとの違いは?種類・特徴をご紹介!

ヘレボルスとは?クリスマスローズとの違いは?種類・特徴をご紹介!

ヘレボルスという植物をご存じですか?ヘレボルスは種類が豊富で、美しい花姿が楽しめる植物です。この記事では、花が少ない冬から春にかけて咲くヘレボルスの特徴や種類を紹介します。ガーデニングで人気のクリスマスローズとの違いについてもチェックしましょう。

記事の目次

  1. 1.ヘレボルスとは?
  2. 2.ヘレボルスの花言葉
  3. 3.ヘレボルスの特徴
  4. 4.ヘレボルスの種類
  5. 5.まとめ

ヘレボルスの種類

ヘレボルスの原種は22種類ほどあります。欧州、トルコ、ジョージアから中国の四川省、甘粛省、湖北省、陝西省に自生しています。ヘレボルスは、花の色や形など種類が豊富です。ここでは有茎種、中間種、無茎種に分類したヘレボルスを紹介します。

種類①有茎種

有茎種とは、株元から茎が立ち上がって葉が付き、その一番上に花が咲きます。根と茎は発達せず、細い根が生えます。

ヘレボルス・リビダス

ヘレボルス・リビダスは、スペインのマジョルカ島が原産のヘレボルスです。花は灰色っぽいピンク色で、葉は冬でも緑を楽しめます。
 

ヘレボルス・フォエティドゥス

ヘレボルス・フォエティドゥスは、欧州の西側から南西側にかけて自生しています。別名をキダチフユボタンといいます。花の色は黄色から緑色で、悪臭のある花です。草丈は30~50cmに成長します。

種類②中間種

中間種とは、有茎種と無茎種のどちらにも分類されなヘレボルスのことを指します。

ヘレボルス・ニゲル

ヘレボルス・ニゲルの別名はフユボタンです。欧州ではこの種類のヘレボルスを、クリスマスローズと呼んでいます。花の色は白く、根は黒いです。ニゲルは黒という意味を持っています。ニゲルは有茎種と無茎種の2つの特徴をあわせたヘレボルスです。

ヘレボルス・ヴェシカリウス

ヘレボルス・ヴェシカリウスは、内陸の砂漠地帯のシリア~トルコで自生しています。花色は緑地に赤紫がかった茶色です。

種類③無茎種

無茎種は、株元から葉と花の茎が別々に伸びるヘレボルスを指します。茎は丈夫で、しっかりした太い根が生えます。

ガーデンハイブリット

ガーデンハイブリットは、園芸種で無茎種の原種を交配させた種類です。主にヘレボルス・オリエンタリスを交配の親として利用していました。交配が盛んで、花の色や形も豊富です。セミダブルやダブルの園芸種も多くあります。

ヘレボルス・オリエンタリス

ヘレボルス・オリエンタリスは、ハルザキクリスマスローズやヒメフユボタン、レンテンローズの名前で知られています。ギリシア、トルコに自生している原種です。

ヘレボルス・ムルチフィダス

ヘレボルス・ムルチフィダスは、スロベニアあたりに自生している原種です。花は小ぶりで緑色、花弁に縁どりのある種類もあります。葉は切り込みが大きく、さらに細かく分かれます。

ヘレボルス・トルカータス

ヘレボルス・トルカータスの草丈は40cmほどです。花は外側が紫色や小豆色で、内側が緑色のものが多いです。交配親としてよく利用されています。ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、モンテネグロ、セルビアなどで自生しています。

ヘレボルス・オドルス

ヘレボルス・オドルスは環境に適応しやすく、育てやすい種類です。多くは香りがあり、緑色から淡い黄色の花を咲かせます。ハンガリー、スロヴェニア、ルーマニアなどに自生しています。

ヘレボルス・プルプラスケンス

 ヘレボルス・プルプラスケンスは、ハンガリー、ルーマニア、ポーランドあたりに自生しています。花の色はグレーがかった紫が多いです。

ヘレボルス・チベタヌス

ヘレボルス・チベタヌスはアジアの標高800~1500mの涼しい地域に自生しており、雪解けしてすぐに花が咲きます。花の色は白色~ピンク色です。日本で流通・栽培されている原種のチベタヌスは、中国からの輸入がほとんどです。

まとめ

日本ではヘレボルスとクリスマスローズは、違いはなく同一のものとされています。さまざまなヘレボルスがあるため、好みの花を見つけるのも楽しいでしょう。

11bee
ライター

11bee

ハーブやアロマ、ハンドメイドが好きです。日々の暮らしが豊かになりますように。

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