フランネルフラワーとは？特徴・種類や上手な管理のコツをご紹介！

フェルトのような温かみのある花や葉が魅力的なフランネルフラワーは、耐寒性が強く12月ごろまで開花が楽しめます。白くて優しい色の花は花壇の寄せ植えにもぴったりです。また、鉢植えにしてインテリアとして育てるのも素敵ですね。そんなフランネルフラワーの育て方を詳しくご紹介します。

日当たりと水はけのよい置き場所が適しています。日光に当てずに育ててしまうと茎だけがヒョロヒョロと伸びて、花付きが悪くなってしまうため注意しましょう。夏場は午前中だけ日光が当たり、午後からは日陰になるような場所がおすすめです。耐寒性が強く、冬場も屋外で管理できますが、霜に当たると葉が傷んで枯れてしまうため軒下などへ移動させてください。

水はけのよい用土で育てましょう。鉢植えの場合は、酸度無調整のピートモスと鹿沼土中粒を同じぐらいの分量で混ぜ込んだ用土が使用できます。地植えにする場合は酸性の土で育てるのがポイントで、石灰などは混ぜ込まないようにしてください。

植え付けや植え替えは、4月〜5月か9月〜10月に行いましょう。根がとてもデリケートなため、植え付けのときに根を傷つけたり折ったりすると枯れてしまう恐れがあるため注意が必要です。あらかじめ穴を掘ってからていねいに植え付けます。植え替えをするときにも、根を傷つけないように手で優しく掘り起こしてください。

地植えの場合は雨水のみで十分なため、水やりの必要はありません。しかし雨が全く降らずに地面が乾燥しすぎているようなら、水を与えてください。鉢植えの場合は土の表面が完全に乾いてから、鉢底から水が流れ出るくらい多めに水やりをします。多湿が苦手なため、こまめな水やりは必要ありません。やや乾燥気味に育てましょう。

肥料は3月〜6月と9月〜11月に与えてください。肥料をしっかり与えると株が大きく育ち、花付きもよくなります。しかし、根がとてもデリケートなため、濃度の高い肥料を与えると肥料やけを起こしてしまいます。与えすぎに注意しましょう。液体肥料を通常の半分ほどの濃度に薄めたものを1週間〜2週間に1回、水やりのかわりに与えてください。

剪定は8月に行いましょう。伸びすぎた枝や気になる枝を5cmほど切り戻し、草姿を整えてください。切り戻し剪定をしっかりと行うと秋の開花を促したり、病気や害虫被害の予防になったりします。葉を落としすぎると枯れてしまう恐れがあるため、各枝に葉が2枚〜3枚残るように剪定するのがポイントです。