グズマニアとは?花や葉の特徴や増やし方などの育て方をご紹介!

グズマニアとは?花や葉の特徴や増やし方などの育て方をご紹介!

グズマニアは熱帯アメリカが原産の多年草で、パイナップルのような面白い見た目をしています。「花苞(かほう)」と呼ばれる部分がとてもカラフルで、トロピカルな雰囲気が楽しめる人気の植物です。そんな魅力的なグズマニアの育て方や増やし方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.グズマニアとは
  2. 2.グズマニアの育て方
  3. 3.グズマニアの増やし方
  4. 4.グズマニアの病気と害虫
  5. 5.グズマニアの種類
  6. 6.まとめ

グズマニアの育て方

花苞や葉の形が美しく鑑賞時期も長いため、観葉植物としても人気があります。お気に入りの色を選んでインテリアとして利用するのもおすすめです。多年草のため、大切に管理をすれば毎年美しい咲き姿が楽しめます。そんなグズマニアの少し変わった水やりの仕方など、育て方を詳しくご紹介します。

育て方①置き場所

午前中は日当たりがよく、午後は半日陰になるような場所が適しています。耐暑性は強いですが、直射日光に長く当ててしまうと葉焼けの恐れがあるので注意しましょう。室内で育てる場合はレースのカーテン越しのような場所で育てるのがおすすめです。日光に全く当てずに育てると上手に成長しません。冬は、霜に当てると葉が傷んでしまうので室内に取り込んでください。

育て方②用土

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着生植物のため用土は使用しません。そのため地植えで育てるのは難しく、鉢植えにして育てるのが一般的です。グズマニアを育てるときには用土のかわりにヤシ殻や水苔、流木を使用しましょう。市販されている水苔は乾燥した状態で売られている場合が多いので、たっぷりと水を含ませてから使用してください。

育て方③植え付け

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植え付けは4月〜9月に行います。この期間中の「開花が終わったとき」に植え付けるのがポイントです。開花が終わると子株が生えてくるので、水を含ませた水苔やヤシ殻などに植え付けてください。開花とともに親株は枯れてしまうので、子株だけを植え付けるようにしましょう。植え付け後はたっぷりと水やりをしてください。

育て方④水やり

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水やりは株全体に水がかかるように心がけてください。用土から水を吸収するのではなく、茎の中心部分にある筒状のタンクから水を吸収するのが特徴です。タンクに常に水が入っている状態にしましょう。冬はあまり水を吸わなくなるので、水がたくさん入っていると腐ってしまう恐れがあります。そのため鉢ごと逆さにして水を減らし、量を調節してください。

育て方⑤肥料

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肥料を与えなくても十分育ちます。しかし成長を早めたい場合には、春〜秋の育成期にかけて緩効性の化成肥料を適量与えてください。室内で観葉植物として育てている場合には「有機肥料」ではなく「化成肥料」を使用すると、肥料独特の臭いやコバエを予防できます。

グズマニアの増やし方

「株分け」という方法で増やします。「株を分けて用土に植え付ける」だけでなく「リンゴを使用して開花をうながす」という方法です。そんな少し変わった増やし方について、株分けの時期や方法を詳しくご紹介します。

増やし方①株分けの時期

株分けに適した時期は4月〜9月のため、植え替えと同時に株分けを行うのがおすすめです。この時期に子株についている葉が5枚〜10枚になったら株分けをします。葉の数が少なすぎると、上手に根付かなかったり枯れてしまったりするので注意しましょう。

増やし方②株分けの方法

親株から子株をていねいに取り外します。水苔などの新しい用土に植え付け、根付くまで水を切らさないように管理してください。根付いたあと葉が10枚〜20枚になったら、カットしたリンゴと一緒に鉢ごと袋に入れて保管しましょう。リンゴの「エチレンガス」という成分が作用して、開花をうながしてくれます。

次のページでは、病気と害虫や種類についてご紹介します。

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グズマニアの病気と害虫

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