グズマニアの病気と害虫
グズマニアは害虫被害を受けやすく、害虫対策を行いながら育てるのがポイントです。また、湿気が苦手なため雨が多い梅雨時期には病気にかかりやすくなります。グズマニアのかかりやすい病気や害虫被害をご紹介します。
炭そ病
炭そ病は春〜秋にかけて発生しやすい病気です。とくに梅雨時期などで湿度が高かったり、風通しの悪い場所で育てたりしているとかかりやすくなります。葉や茎に発症し、感染した部分は灰色に変色して少し窪んだような見た目になるのが特徴です。感染した部分は早めに切り取って処分し、他の部分に感染しないようにしてください。
カイガラムシ
3mmほどの小さなサイズで、貝殻のような硬い甲羅をもっている害虫です。茎を吸汁されてしまうと、弱ってしまいそのまま枯れる恐れがあるので注意しましょう。殺虫剤が効きにくいため、見つけたら歯ブラシなどを使って払い落としてください。
ハダニ
葉の裏に寄生しやすく、発見が遅れると大量に発生してしまう恐れのある害虫です。葉や茎の汁を吸う性質があるため、グズマニアの成長の妨げになります。水が苦手なので定期的に葉水を与えて葉を濡らしてあげると予防が可能です。
グズマニアの種類
熱帯アメリカが原産ですが、現在は品種改良が進みたくさんの園芸品種が売られています。大型でインテリアにぴったりな品種や、風水にも利用できる品種などさまざまです。グズマニアの種類をいくつかご紹介します。
グズマニア・チェリー
グズマニア・チェリーは真っ赤な花苞が魅力的な品種です。葉の緑色と花苞とのコントラストが美しく、観葉植物としても人気があります。成長すると80cmほどの大きさになる大型の品種で、インテリアとして利用するのもおすすめです。
グズマニア・ダイアナ
グズマニア・ダイアナは中型の品種で、花苞は黄色をしています。原色に近い黄色は宝石が輝いているように見えるのも人気の1つです。また、黄色は金運アップの風水アイテムとしても利用されており、リビングに飾ると効果があるといわれています。
グズマニア・ディシティフローラ
グズマニア・ディシティフローラは、まるでキャンディスティックのようなかわいらしい色合いが楽しめる品種です。赤色と黄色の花苞がスティック状になっており、グズマニアの中でもレアな咲き姿をしています。小型の品種なので、机の上などでも気軽に育てられます。
まとめ
グズマニアの特徴や育て方、増やし方や病気と害虫などについてご紹介しました。鮮やかで美しい花苞は、部屋を明るくしてくれるインテリアにもぴったりですね。鑑賞時期が長く、育て方も簡単なのでお気に入りのグズマニアを探して、ぜひ育ててみてくださいね。