初夏の庭をいろどる花がきれいなハーブ10選！育て方のコツと楽しみ方をご紹介

ラベンダー

初夏の庭をいろどるきれいなハーブの花ですが、見て楽しむだけではなくお料理に使ったり、ハーバルバスとして入浴剤にしたりと楽しみ方はいろいろあります。花がきれいなハーブの花を楽しむのなら、園芸店で買うときでも普通の苗や種でもかまいません。食用や肌にふれるハーブとして利用する時は「無農薬」「有機栽培種子」を選びましょう。

ハーブの花を摘んでハーブティーを楽しむのが自家栽培の楽しみ方のひとつです。マロウやカモマイルやアラビア・ジャスミンなどが代表的なハーブティーです。

マロウブルー

切り戻しをかねて収穫したマロウの花を乾燥させて楽しむハーブティーです。最初はブルー、レモンをたらすと紫色からピンク色に変化します。幻想的なハーブティーですが味はあまりしないので、はちみつなどを足すとおいしくなります。

ジャーマン・カモマイル

初夏のころに枝数を増やす目的と、蒸れ防止の切り戻しをするときに花を収穫します。朝づみの方が香りもよく、そのまま半日陰で乾燥させます。乾燥したカモマイルをポットにいれてハーブティーとして楽しみます。カモマイルはりんごに似た甘い香りで、ハーブの香りがあまり好きでない方にもおすすめです。

茉莉花茶

アラビア・ジャスミン（茉莉花）のふくよかな甘く高貴な香りは、初夏の庭の朝をすてきな空気をでみたしてくれます。花をつむのは早朝というのがハーブの花の収穫の鉄則ですが、それは夜があける少し前から開花をはじめて香りが頂点に達するからです。そして朝のうちにざるなどに重ならないように干して乾燥させます。茉莉花の花だけでもよいのですが、ウーロン茶に乾燥した花をまぜて楽しむのもおすすめです。

初夏に花がたくさん咲き始めたコモン・セイジは切り戻しで収穫をします。ドライフラワーのように逆さまにして風通しのよい場所で乾燥させます。セイジは肉料理には欠かせないハーブで、バターの上にセイジの葉をのせるハーブバターもおすすめです。

香りのよいハーブを使ってリースを作ったり、ポプリやハーバルバスの入浴剤など楽しみ方はいかがでしょうか？

ハーブのリースの作り方は土台になるつるを編み込んだリース台を使うか、吸水できるオアシスのリース台にお好みのハーブの花や剪定した枝をさします。長めのローズマリーの枝で針金でしばりながら円形にまとめるのもおしゃれなリースとなります。

センテッドゼラニウムは別名ローズゼラニウムなのでポプリにはよい素材です。定番のラベンダーをあわせたりカモマイルも加えて香りもいろどりも楽しみます。香りが薄すぎると感じたときは有機栽培の精油を1、2滴加えるとよいです。

お好みのハーブは生のままでも大丈夫なので、ガーゼや薄いローンのハンカチなどでつつみリボンでしばりバスタブに入れます。給湯口にリボンで結わえるのもよい香りがして、すてきなバスタイムとなります。

初夏の庭をいろどるきれいな花のハーブのおすすめを選んでみました。ハーブは基本的に丈夫な植物が多く、育て方も容易なので初心者の方でも楽しめます。原産地の環境に近づけられればほとんど手間いらずなので、お気に入りの花が咲くハーブを選んで栽培してはいかがでしょうか？