夏野菜の花言葉6選
夏野菜が育つ過程で咲かせる花にも、花言葉が存在します。いったいどのような花言葉があるのか。その意味や由来、そして各野菜の特徴なども紹介していきます。
夏野菜①トマト
トマトはナス科の植物で、赤茄子という別名もあります。200g以上ある大玉トマト、20~30gぐらいのミニトマト、そして中間となる中玉(ミディ)トマトに分けられ、一般的なよく見るトマトは、この大玉トマトです。最近はフルーツトマトも人気があります。
花言葉
トマトは、黄色い星形に似た小さな花を開花させます。そんなトマトの花言葉は「感謝」と「完成美」です。完成美は、その丸いきれいな形から、「感謝」はトマトの持つ栄養の豊富さが由来であるといわれています
特徴
トマトには、βカロチンやリコピン、ビタミンCが多く含まれています。リコピンには抗酸化作用があり、健康面や美容面で効果が期待されている栄養素です。トマトジュースやサラダでそのまま食べるのもいいですが、加熱すると吸収力が上がるので、パスタなどの料理に活用したりするとより多く摂取できます。
旬の時期
実はトマトは、冷涼で強い日差しを好む野菜です。露地栽培の旬は夏ですが、3月ごろからハウス栽培されて穏やかな日差しで成長してきた春~初夏に収穫するトマトと、夏の日差しをいっぱい浴びて秋に収穫するトマトが、糖度も高くおいしいといわれています。
夏野菜②きゅうり
きゅうりは、見た目の色の鮮やかさから緑黄色野菜に分類されるように思いますが、淡色野菜に分類されています。「Least calorific fruit(最もカロリーが低い果実)」としてギネス登録されている野菜です。
花言葉
きゅうりの花言葉は「洒落(しゃれ)」です。そもそも「洒落」の意味には「ふるまいなどがさっぱりしていて、深く執着しないさま」というものがあり、花が咲いてから実がなるまでの期間が1週間程度と短いきゅうりの生態が当てはまることからついたというのが1つです。また、そのすらりとした細長い形や曲がった形が「お洒落」だというところが由来とする説もあります。
特徴
きゅうりは、その90%以上が水分でできています。体を冷やす効果があるので、熱中症対策として注目されており、お祭りの屋台に冷やしきゅうりがあるのもその理由からです。また、きゅうりのイボは鮮度の目安となっていて、チクチクしているほど鮮度がいいとされています。
旬の時期
きゅうりは年中販売されていますが、その旬の時期は6月頃から残暑が残る9月頃となっています。夏の時期に収穫されたきゅうりは、ほかの季節に収穫されたものよりも栄養が多く含まれています。
夏野菜③ナス
「一富士、二鷹、三茄子」という縁起物としても有名なナスは、夏の家庭菜園で栽培される代表的な野菜の1つです。京都の賀茂ナスや先週の水ナスなど、100種以上の品種が作られています。
花言葉
ナスは、紫色の星形のような花を咲かせます。花言葉は「つつましい幸福」「真実」「希望」「優美」です。高貴な色とされる紫色の花を咲かせることから「優美」、開花すると必ず実を付けることから「つつましい幸福」や「希望」の花言葉が付いたとされています。
特徴
ナスの紫色は、「ナスニン」というポリフェノールの一種で、強い抗酸化力があり、ガンや生活習慣病の予防に効果が期待されている栄養素です。また、ナスにはカリウムや水分が多く含まれていて、熱を体外へ逃がす効果も認められています。
旬の時期
ナスの旬の時期は、6月~10月の初夏~初秋です。夏に採れるナスは、皮が厚く種も大きめですが、秋に採れるナスは、水分を多く含んでいるためみずみずしくて柔らかいという特徴があります。焼く、煮る、炒めるといろいろな料理法で活用できる野菜です。
ボタニ子
まだまだ夏野菜の花言葉を見ていきますよ。
出典:写真AC