夏野菜④オクラ
オクラは、漢字では秋葵と書くことからもわかる通り、野菜では珍しいアオイ科の野菜です。害虫や病気にも強いことから、初心者でも育てやすい野菜になっています。
花言葉
オクラは、薄黄色で、中央が赤い花を咲かせます。そんなオクラの花言葉は、「恋の病」「あなたを信じる」「整然とした愛」「恋によって身が細る」です。花が1日しか咲かず萎んでしまうことや、開花した後になる実が細くしなやかなことが花言葉の由来です。また、オクラの花はおひたしなどにして食べることができます。
特徴
オクラに含まれるネバネバの成分は、ガラクタン、アラバン、ペクチンという水溶性の食物繊維です。整腸作用を促しコレストロールを排出する作用があるといわれています。βカロテンがレタスの3倍以上、ビタミンB1はピーマンの3倍以上と、栄養価も豊富な野菜です。
旬の時期
オクラは、海外や日本国内で多く栽培されているため、スーパーでは年中出回っていますが、実際の旬は夏の時期です。暖かい気候を好むオクラは、7月~8月が最もおいしいとされています。
夏野菜⑤ゴーヤ
ゴーヤは、沖縄地方の方言による呼び名であり、実際の標準和名はツルレイシといいます。ニガウリ、ともいわれますが、イボに覆われた外見と、独特の苦みが特徴です。最近は、グリーンカーテンとしてゴーヤを育てるのが人気となっています。
花言葉
ゴーヤの花言葉は「強壮」です。蔓を伸ばして成長する姿と、夏バテに効果のある栄養素を多く含んでいることから、この花言葉が付いたとされています。料理では、ゴーヤチャンプルーが有名です。
特徴
ゴーヤの独特の苦み成分は「モモルデシン」といいます。モモルデシンは、意を刺激し胃液の分泌を促す作用があるため、食欲増進に効果があるといわれています。また、ビタミンCや葉酸、カリウムも多く含まれています。油との相性もよく、料理に活用することで必要な栄養分の摂取がしやすい野菜です。
旬の時期
ゴーヤの旬は7月~9月です。この時期のゴーヤは特にその栄養価が高く、また色が濃く鮮やかで、艶のあるものが苦くて新しいものになります。ゴーヤの収穫時期は気温によって変化し、気温が低いときは開花してから収穫できるまで1か月ぐらいかかることもあるほどです。
夏野菜⑥トウモロコシ
トウモロコシは、イネ科の1年生植物で、食料として以外にも、家畜の飼料や油の材料としても使われます。米や小麦と並んで、世界三大穀物の1つです。
花言葉
トウモロコシの花言葉は、「財宝」「豊富」「同意」「洗練」です。鮮やかな黄色の粒がぎっしり詰まっているが花言葉の由来です。また、折れた茎には「けんか」や「仲違い」といった花言葉も存在します。
特徴
トウモロコシには、炭水化物や食物繊維、ビタミンBが多く含まれています。穀物としては糖質も多く、高エネルギー食材でありながら野菜の特徴もある食べ物です。
旬の時期
トウモロコシの旬の時期は、6月~9月中旬、つまり夏から初秋です。露地栽培の場合は、気温の温度差が激しい8月下旬~9月が旬と特に美味しい時期になります。
まとめ
夏野菜の花言葉、その特徴をあわせて紹介してきました。夏バテなどの症状にもよいとされるものが多いので、積極的に料理に活用したり、育ててみたりしてはいかがですか?
出典:写真AC