ウチョウラン(羽蝶蘭)とは?特徴や球根からの上手な育て方を解説!

ウチョウラン(羽蝶蘭)とは?特徴や球根からの上手な育て方を解説!

ウチョウラン(羽蝶蘭)は日本や朝鮮半島が原産の球根植物で、山の斜面や岩場の崖などに自生しています。ピンク色や白色のみずみずしい花が魅力的で愛好家も多い植物です。そんなウチョウランの特徴や栽培方法、手入れのコツや増やし方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ウチョウラン(羽蝶蘭)とは
  2. 2.ウチョウラン(羽蝶蘭)の育て方
  3. 3.ウチョウラン(羽蝶蘭)の増やし方
  4. 4.ウチョウラン(羽蝶蘭)の管理のコツ
  5. 5.ウチョウラン(羽蝶蘭)の病気と害虫
  6. 6.ウチョウラン(羽蝶蘭)の品種
  7. 7.まとめ

ウチョウラン(羽蝶蘭)の増やし方

ウチョウランは「分球」と「種まき」の2つの増やし方があります。分球は初心者でも簡単に行える一般的な増やし方です。ラン科の植物を種まきから増やすのは少し難しいといわれていますが、ガーデニング上級者の方はぜひ挑戦してみてください。そんなウチョウランの増やし方を詳しくご紹介します。

増やし方①分球

開花が終わり、地上部が枯れて完全に葉が落ちたら丁寧に球根を掘り起こします。球根は2mm〜4cmほどの大きさのものがありますが、1cmを超えていれば開花が可能です。大きな球根を切り分けて新しい用土に植え付けてください。植え付けや植え替えのときに同時に株分けをしても構いません。

増やし方②種まき

秋に種を採取しますが、種はとても小さく栄養分をもっていません。そのため「ラン菌」という養分を発生させる必要があります。ウチョウランの親株や、他のラン科の植物を苗床にして手入れしラン菌を発生させましょう。2年〜3年は栄養分が必要なのでそのままの状態で育ててください。

ウチョウラン(羽蝶蘭)の管理のコツ

多年草に分類される植物のため、夏越しと冬越しを適切に行うのが重要です。耐暑性も耐寒性も普通程度なので、暑さ対策や霜対策をきちんと行いましょう。ウチョウランの夏越しや冬越しの管理のコツをご紹介します。

夏越し

夏は日照りに注意が必要です。太陽の光を長く浴びてしまうと葉焼けを起こしたり、水切れになったりして枯れてしまう恐れがあります。遮光ネットや寒冷紗(かんれいしゃ)を使用して30%〜50%ほど遮光して育てましょう。また、小さな鉢で栽培している場合は水切れを起こしやすいので、朝と夕方の2回水やりを行うのがおすすめです。

冬越し

冬は霜に当たらない場所で管理しましょう。鉢植えで栽培している場合は鉢ごと移動させます。地植えで栽培している場合は、葉が落ちてから球根を取り上げ室内で保管しても構いません。球根を保管するときはしっかりと乾燥させてから発泡スチロールの箱などにいれ、冷暗所で保管しましょう。

次のページでは、病気と害虫や品種をご紹介します。

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ウチョウラン(羽蝶蘭)の病気と害虫

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