ガガイモとは?種子・花・実の特徴から育て方や食べ方まで詳しく解説

ガガイモとは?種子・花・実の特徴から育て方や食べ方まで詳しく解説

ガガイモという植物をご存じでしょうか。小柄でかわいらしい、五弁花の花を咲かせます。日本の広くに自生しているガガイモは、食べられますが毒をもつので注意が必要です。この記事では、ガガイモの育て方から食べ方まで、詳しくご紹介しています。

記事の目次

  1. 1.ガガイモとは
  2. 2.ガガイモの種類
  3. 3.ガガイモの特徴
  4. 4.ガガイモの育て方
  5. 5.ガガイモの食べ方
  6. 6.まとめ

ガガイモの育て方

ガガイモの花は独創的な花を咲かせることで、観葉植物や生け花として人気があります。育てやすい植物なので、初心者の方におすすめです。育て方をわかりやすくご紹介します。

①置き場

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ガガイモが発芽して大きく育ったら、基本的に日当たりのよい場所を好む植物です。明るいところで育てますが、日光が強すぎると葉焼けしてしまうので半日蔭で育ててあげましょう。日当たり次第で花のつき方が変わるので、重要なポイントです。また、ガガイモは湿気に弱いので風通しのよい場所を選びましょう。風通しが悪いところで育てると、根腐れを起こす原因となります。雨の日や湿気の多い日は特に注意しましょう。

②用土・肥料

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ガガイモの用土には、緩効性肥料を混ぜたものを準備しましょう。肥料は、特に必要ありませんが生育期に薄めた液肥を与えると、より元気に育てられます。

③発芽

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ガガイモを種子から発芽させる方法は、湿った土の上に置くだけなので、とても簡単です。だいたい1週間ほどで芽が出てきます。発芽したら、土を乾燥させないように水やりをしましょう。発芽するまではそこまで時間はかかりませんが、その後の育て方が重要です。小さいうちは暑さや寒さに弱く、繊細なので屋外ではなく室内の窓際で育ててあげましょう。

④水やり

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ガガイモの生育期は春と秋です。生育期にはたっぷり水やりをしますが、湿気に弱い植物なので、土の具合をみながら水やりをしましょう。休眠期にはいる冬には、水やりはしません。寒さと乾燥に強いので、放置しても大丈夫です。暖かくなってきたら徐々に水やりの量を調整して増やしていきます。

⑤植え替え

ガガイモの植え替えは、春から秋のあいだで2年を目安に行います。植え替えするときに土を乾燥させる必要があるので、数日前から水やりを止めましょう。根を傷付けないように掘り出し、ついている土を払い、大きめの鉢に入れます。水やりはすぐに行わずに、1週間ほどしてから再開しましょう。

⑥増やし方

ガガイモは、株分けで増やします。秋か春が適期なので、植え替えのタイミングで行うといいでしょう。消毒したはさみやカッターで、傷つけないように株を切り分けます。このときに、小さく分けるとあまり育たなくなるので、注意が必要です。用土は、植え付けと同じものを用意します。水やりは、1週間ほどたってから再開しましょう。

⑦害虫

ガガイモにはネジラミやカイガラムシがつきやすいです。発生したら薬剤を使って対処します。また、発生を事前に防ぐために高温多湿をさけて育てるといいでしょう。根本部分や裏側までしっかり観察することも、害虫を防ぐことになります。

ガガイモの食べ方

ガガイモは、若い芽と実が食べられる植物です。「ガガイモ」という名前なので芋がついていると思われがちですが、芋はついていません。ガガイモのおすすめの食べ方をみていきましょう。

調理方法

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  • 炒め物
  • 煮物
  • おひたし
  • 和え物
  • 天ぷら
調理をする前に、熱湯でゆでてあく抜きをして、さっと水にさらしましょう。熟した実で料理するときは、天ぷらにすることをおすすめします。ガガイモはクセがないので、基本的にどんな料理にもあわせやすいです。

注意点

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上記にも記載していますが、ガガイモはアルカロイドという毒を含む植物です。食べるときは量の調整をして、一度に多量摂取しないように注意しましょう。

まとめ

ガガイモは夏になると日本各地で見られますが、雑草として扱われることが多い植物です。しかし、花の形状がエキゾチックなものがあったり、実が種子を出す瞬間が面白かったり、ガガイモの魅力ははたくさんあります。育て方や増やし方が簡単なところもいいですね。ぜひ一度、育ててみたり食べてみたりしてはいかがでしょうか。

あゆ
ライター

あゆ

初めまして。花の栽培や、花言葉について調べたり、育てたりすることが大好きです。記事を読んでいただき、ありがとうございます。どんな方にでも見やすい記事を書いていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

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