カラジュームの育て方!基本的な管理から冬場も枯らさず管理するコツまで解説

カラジュームの育て方!基本的な管理から冬場も枯らさず管理するコツまで解説

カラジュームという植物をご存知ですか?カラフルな葉色や、さまざまな模様が魅力的な植物で観葉植物としても人気があります。育て方も簡単で、夏の花壇に欠かせない球根植物です。そんなカラジュームの特徴や手入れの仕方、夏越しや冬越しなどの管理のコツをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.カラジュームとは
  2. 2.カラジュームの育て方
  3. 3.カラジュームの管理のコツ
  4. 4.カラジュームの増やし方
  5. 5.カラジュームの病気と害虫
  6. 6.まとめ

カラジュームの育て方

日光によく当てると、美しい葉の色に染まっていくという性質があります。しかし直射日光の下で育てると葉焼けを起こしてしまい、上手に染まりません。カラジュームの置き場所のコツや水やり、肥料などの手入れの仕方をご紹介します。

育て方①置き場所

日当たりのよい置き場所が適しています。耐暑性は強いですが、直射日光に長く当てると葉焼けを起こします。屋外で育てる場合は、午前中は日が当たり、午後は日陰になるような場所で育てましょう。また、耐陰性があり、室内で観葉植物として育てたりインテリアとして利用したりと人気があります。しかし日光に全く当てずに育てると葉や茎が軟弱になり、葉色も悪くなってしまうのでレースのカーテン越しの窓辺などがおすすめです。

育て方②用土

Photo byPexels

水はけのよい用土で育てましょう。市販の観葉植物用の用土を使用してもかまいません。自分で配合する場合は、赤玉土にピートモスやパーライトを加えた用土を使用します。また、室内で観葉植物として育てる場合は、土の表面を化粧砂や鹿沼土で覆うとコバエなどの害虫を防げます。

育て方③植え付け

Photo bysumma

植え付けは4月〜6月の暖かい季節に行います。地植えの場合は株と株の間を50cmほどあけて植え付けるのがおすすめです。鉢植えの場合は30cmほど株間をあけて植え付けましょう。地植えも鉢植えも3cm〜5cmほど深く植え付けます。球根の上部から芽吹いてくる性質があるため、必ず深植えにしてください。

育て方④水やり

Photo byElla_87

季節や気温ごとに水やりの方法を変えるのがポイントです。気温が20℃を超える春〜秋にかけては育成期のため、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。気温が20℃を下回り冬になると休眠期に入ります。そのため、あまり水を必要としません。土の表面が乾燥してから2日〜3日経ってから水やりをします。また、落葉後は1カ月に1度、暖かい時間に水やりをしてください。

1日1回は葉水を行う

Photo byennelise

美しい葉を保つには、葉水で葉にうるおいを与えながら育てるのがポイントです。葉水を行うとアブラムシやハダニなどの害虫予防にもつながります。また、室内で育てている場合はエアコンの風などで葉が乾燥しやすくなります。そのため、葉をみずみずしく保つために葉水を定期的に行うのがおすすめです。

育て方⑤肥料

Photo byJing

肥料を与えずに育てると葉の数が少なくなってしまうため、肥料は必ず与えてください。5月〜9月にかけて緩効性の化成肥料を株元に適量与えます。また、6月〜9月は葉の増える時期のため、1カ月に2回〜3回程度、薄めた液体肥料を水やりの代わりに与えてください。植え付けの用土に元肥として緩効性の化成肥料を混ぜ込んでもかまいません。

カラジュームの管理のコツ

カラジュームは育てやすい植物といわれていますが、真夏の日差しの強い日や冬の寒さが厳しい日には適切な管理が必要です。カラジュームを枯らしてしまわないようにしっかりと手入れを行いましょう。上手に夏越しや冬越しをさせる管理のコツをご紹介します。

夏越し

夏越しをさせるには直射日光による葉焼けを防ぐ必要があります。屋外で育てている場合は、寒冷紗や遮光ネットを使用して30%〜50%ほど遮光しましょう。また、水やりは午前中の涼しい時間帯に行ってください。午後の日差しが強い時間帯に水やりをすると水が熱くなったり、土が蒸れたりして枯れてしまう恐れがあります。

冬越し

冬越しさせるには、カラジュームを室内に取り込むのがポイントです。耐寒性が弱く、寒さに長く当ててしまったり霜が当たったりすると枯れてしまう恐れがあります。また、10℃以下になると球根が腐ってしまい発芽しなくなるため注意しましょう。

地植えの場合は球根を掘り上げる

鉢植えの場合は鉢ごと室内に移動させればよいですが、地植えの場合は球根を掘り上げる必要があります。秋になったら水やりの回数を減らし、土ごと株を取り上げてビニール袋などに入れ暖かい場所で乾燥させてください。葉がすべて落ちたら球根を掘り上げて、室内の10℃以上の場所で保管します。

次のページでは、増やし方や病気と害虫をご紹介します。

次のページ

カラジュームの増やし方

関連記事

Article Ranking