梨の木の育て方!苗木を植えてから収穫までの歳月や管理のコツを解説!

梨の木の育て方!苗木を植えてから収穫までの歳月や管理のコツを解説!

秋の味覚に挙げられる梨は、自宅でも育てられます。育て方も難しくなく、管理のコツをつかめば初心者でも栽培できます。庭植えでも鉢植えでも育てられるところが魅力です。この記事では、梨の育て方や栽培のコツ、梨の種類などを紹介します。

記事の目次

  1. 1.梨とは
  2. 2.季節ごとの梨の木の栽培作業
  3. 3.梨の木の育て方
  4. 4.梨の木の管理のコツ
  5. 5.梨の木の病気と害虫
  6. 6.梨の木の特徴
  7. 7.梨の種類
  8. 8.まとめ

梨の木の特徴

花の特徴

梨の花は、リンゴにも似た白くかわいらしいものです。1カ所に5~7個のつぼみを付けます。満開になるととても美しく見ごたえがあり、花見にもおすすめです。しかし、すべての花を咲かせると、梨の実付きに影響します。つぼみのうちに、1カ所に1つの花が咲くように余分なつぼみや花はとってしまいましょう。これを摘花といい、残った花に栄養分が行き渡らせる大切な作業です。

実の特徴

梨の実は、ざらざらした肌触りが特徴です。青梨にはつるつるしたものもありますが、赤梨の皮は非常にざらついています。また赤梨の皮は硬く、分厚いのも特徴です。大きさは種類によって違いますが、大きいものでは大人の手のひらより大きな品種もあります。また梨の実は、カリウムと水分を多く含んでいます。ミネラルバランスを崩しやすい晩夏にぴったりの果物です。

実は大きく2つの種類に分けられる

梨には青梨と赤梨があり、二十世紀梨に代表されるのが青梨、幸水や豊水に代表されるのが赤梨です。青梨は、みずみずしくシャリシャリした食感がありますが、糖度はそこまで高くありません。一方の赤梨は、食感は柔らかめですが、非常に甘いのが特徴です。

梨の種類

二十世紀梨 ・青梨
・中生種
・食感がいい
かおり ・青梨
・流通が少なめ
・甘い
新興梨 ・赤梨
・超大型
・やわらかい
新高梨 ・赤梨
・晩生種
・大型
幸水梨 ・赤梨
・早生種
・夏に収穫
愛宕梨 ・赤梨
・晩生種
・超大型
豊水梨 ・赤梨
・中生種
・味のバランスがいい

昔から日本人に愛されてきた梨には、本当にたくさんの種類があるのよ。

でも種類が多すぎて、どれを選んだらいいのかわからないよ。

そうね。ここではいくつかおすすめの梨を紹介するわ。梨の特徴を見て、自分の味覚に合った種類を栽培してみてね。

種類①二十世紀梨

二十世紀梨は、青梨の代表的な品種です。みずみずしく、シャリシャリした食感と上品な甘さが特徴です。袋をかけて栽培する有袋栽培と、袋をかけない無袋栽培がありますが、袋をかけたほうが鮮やかな緑色になります。収穫時期は9月中旬ごろで、主な産地は鳥取県です。

種類②かおり

かおりは樹勢が弱く、実も長持ちしないため大量に栽培されていません。栽培も難しく、流通量が少ないため非常に貴重な梨です。華やかで独特の香りは人を惹きつけます。大玉で肉質もよいのも魅力です。

種類③新興梨

新興梨は、梨の中でも超が付くほどの大型の梨です。みずみずしく、ジューシーな食感が人気を博しています。9月~10月ごろにスーパーなどに出回りますが、貯蔵性が高く、新聞紙などに包んで冷暗所に置くことで1か月ほどは持ちます。その際、上下逆にして保存します。お尻を下向きに置いておくと傷みやすくなるからです。

種類④新高梨

新高梨は、赤梨の晩生種の代表的な梨です。かなり大型の梨で見栄えがするため、贈答品としても人気が高いです。上品な甘さと独特の香りは「梨の王様」とも呼ばれるほどです。

種類⑤幸水梨

幸水梨は果肉が柔らかく、非常に甘いのが特徴の赤梨です。収穫時期は早いものは7月下旬から出荷されます。傷むのが早く、保存期間は短めです。熟成すると濃厚な甘い香りがします。

種類⑥愛宕梨

日本一大きい、それが愛宕梨です。ものによっては2㎏を超えます。赤梨にしてはしゃきしゃきな食感で、みずみずしい果汁の甘みとほどよい酸味が特徴です。なしの中でも貯蔵性が高く、春ごろまで美味しく新鮮な愛宕梨が出回ります。家庭でも冷暗所に置くことで、1カ月近く保存できます。

種類⑦豊水梨

豊水は甘みと酸味のバランスがよく、梨の中でも人気のある品種です。丸い形の中生種で、柔らかい果肉を楽しめます。同じく赤梨の中でも人気のある幸水梨より少し大きめで、日持ちもします。収穫時期は9月ごろです。

まとめ

一説には弥生時代から食べられていたというほど、梨は日本人にとってなじみのある果物です。育て方も難しくありません。収穫した実は、そのまま食べるのはもちろん、コンポートやジュース、ケーキなどにも加工してみてくださいね。

asakamizuki
ライター

asakamizuki

野菜を愛するおばちゃん。今年こそ白なすゲット!

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