黒にんにくとは
黒にんにくは発酵黒にんにく、熟成黒にんにくと呼ばれますが発酵菌によって黒くなっているわけではありません。長時間一定温度で熟成する間に、糖質とアミノ酸が化学反応を起こして黒い色に変化します。熟成された黒にんにくは刺激が少なく、匂いもほとんどありません。ほんのり甘酸っぱいドライフルーツのような味わいで、子供やお年寄りでも安心して食べられます。
黒にんにくの特徴
黒にんにくの特徴の1つは匂いです。普通のにんにくにはアリシンという匂い成分がありますが、黒にんにくは熟成する間に減少するので匂いが気になりません。代わりに熟成過程でアルギニンやアミノ酸が数倍に、ポリフェノールが6倍、S-アリル-L-システインが10倍になっているのが特徴です。普通のにんにくのような刺激はありませんのでそのまま食べられます。
効能
熟成過程で大幅に増えたアルギニンは血流をよくして代謝を助け疲労回復に役立つでしょう。筋肉を作るたんぱく質の合成を促進させる、成長ホルモンにも働きかけますので筋トレの味方になります。ポリフェノールやS-アリル-L-システインは抗酸化物質です。増えすぎた活性酸素の酸化力を抑制したり、生成を抑えたり、受けたダメージの回復の手伝いをしてくれます。
疲労を回復したいときは夜の時間帯に、筋力アップをねらうなら運動前に食べるとよいかもしれません。
黒にんにくは、湿度や温度によって自分の力だけで発酵するのね。