ワイヤープランツの増やし方
ワイヤープランツの増やし方は「株分け」と「挿し芽」の2種類がおすすめです。他に「種まき」でも増やせますが、まれにしか花が咲かないので花後に種子を採取するのは難しいといわれています。ワイヤープランツの株分けと挿し芽に適した時期や方法は以下のとおりです。
増やし方①株分け
株分けに適した時期は4月〜5月か9月です。梅雨時期に株分けを行うと、根が腐りやすく失敗してしまう可能性があるので避けてください。株ごと優しく掘り起こし、根を手で軽くほぐして簡単に分かれる部分で株分けします。新しい用土に植え付けたらたっぷりと水を与えて育ててください。
増やし方②挿し芽
挿し芽は5月〜6月に行いましょう。枝を触ってみて硬くて丈夫な枝を選び、15cmほどの長さで10本ほど切り取ります。下の方の余分な葉を取り除き、10本を輪ゴムなどでまとめてください。赤玉土などの挿し芽用の用土に茎が折れないようにていねいに植え付け、発根まで水を切らさないように育てます。
ワイヤープランツの病気と害虫
大切に育てていても枯れてしまう原因は、根腐れや葉焼けだけではありません。ワイヤープランツは比較的病気に強い植物のため育てやすいですが、害虫被害には注意が必要です。ワイヤープランツの受けやすい害虫被害をご紹介します。
アブラムシ
年間を通して発生しやすく、集団で寄生する性質をもつ害虫です。葉の汁を吸って成長するため、株が弱り枯れてしまう恐れがあります。見つけたら殺虫剤を使って早めに駆除してください。光り物が苦手なので、園芸用のシルバーテープなどを使って予防しましょう。
カイガラムシ
葉の陰や葉裏などの見つけにくい場所に発生しやすく、発見が遅れると大量発生してしまう害虫です。殺虫剤が効きにくいので、歯ブラシなどを使って葉や茎から払い落として駆除しましょう。水が苦手なため定期的に葉水を行うと予防ができます。
まとめ
ワイヤープランツの特徴や育て方、増やし方や枯れずに管理するコツなどをご紹介しました。グランドカバーや寄せ植え、インテリアや観葉植物として広く利用できる魅力的な植物です。小さなかわいらしい葉をたくさんつける素敵なワイヤープランツを、ぜひ育ててみてくださいね。