クロガネモチの育て方②置き場所
クロガネモチの鉢植えは、一日中陽のあたる場所に置いて大丈夫です。クロガネモチは丈夫な木なので、置き場所は日陰でも、逆に直射日光にあたっても平気です。そのため、特に日照で場所を変える必要はありませんが、クロガネモチは寒さには少し弱いところがあるので、真っ暗なところや寒風があたる場所には置かないようにしてください。
クロガネモチの育て方③水やり
クロガネモチは乾燥を好みません。どちらかというと湿潤な環境を好むので、水切れには注意してください。鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。地植えの場合は植え付けてから2年未満の場合は、土の表面が乾いたら水やりをします。2年たったら、根が充分に水を吸えるようになるので雨だけで大丈夫です。ただし猛暑の時などは乾燥しているときがあるので、様子を見て水やりをしましょう。
クロガネモチの育て方④肥料
クロガネモチの肥料は鉢植えの場合、3月にリン酸が多めの化成肥料を施します。地植えの場合は、2月に有機質の肥料と骨粉を混ぜたものを株元の周辺に施します。樹木は基本的に根の先端から肥料の成分を吸収するので、幹に近いところではなく、枝の先端の下あたりに肥料を施しましょう。
地中に埋める場合
クロガネモチに肥料を施す場合、地表にまく以外に地中に埋める方法があります。場所は地表にまくときと同じで、枝先の下あたりです。幹を中心にぐるりと掘って埋めるのが理想的ですが、手間がかかるので等間隔でいくつか穴を掘って埋めるという方法でも大丈夫です。肥料を埋める深さは10cm程度が効果的です。
肥料の効果
クロガネモチの肥料は地植えでも鉢植えでも、緩効性肥料が効果的でおすすめです。緩効性肥料は長い期間をかけてゆっくりと土に栄養分が溶け出し、いきわたらせます。肥料を与えることによって新芽、花芽が増え、果実の数が増えるのを助けます。また、木そのものの成長を促し、力強く根を張れるようになります。
ボタニ子
次は「クロガネモチの育て方⑤剪定」について紹介します!