クロガネモチを購入するには
クロガネモチは店頭の他、通販でも販売されています。販売価格は育ったものであれば3,000円~10,000円ほどで、小さい苗であれば数百円から購入できます。クロガネモチは実を鑑賞する目的で購入することが多いので、実をつける雌株の方が人気です。購入する時は雌株、雄株を確認して購入してください。葉の色つやがよく、幹がしっかりしているものを選びましょう。また、病害虫が発生がないことも確認してください。
クロガネモチの育て方
クロガネモチはとても丈夫な木で、病害虫や大気汚染にも強い木です。日向を好みますが、半日陰までなら大丈夫です。大きく育ったものでも移植できます。ただし寒さにはやや弱いので、地植えで育てるには関東地方が北限です。成長はややゆっくりめですが、芽を出す力が強く、葉がよく茂ります。雄株と雌株がありますが、雄株がなくても実はなります。ここではそんなクロガネモチの育て方をご紹介します。
クロガネモチの育て方①植え付け
クロガネモチは地植えでも鉢植えでも育てられます。植え付けの適期は5月~6月頃で、寒さには弱い所があるので、地植えの場合も鉢植えの場合も寒風があたらない場所を選びましょう。クロガネモチは栽培の仕方によって大きさが変わってきますので、植え付けのときの注意点が地植えと鉢植えでは違ってきます。ここではそれぞれの植え付けの仕方をご紹介します。
①地植え
クロガネモチを地植えで植え付ける時は、場所に気をつける必要があります。クロガネモチは地植えにすると年数がたつごとに幹も太くなり、根も太く張っていきます。クロガネモチを塀や家の基礎の近くに植えると塀が傾いたり、基礎が歪んだりする可能性があるので、影響が出ないように距離を取りましょう。土は、水はけのよい肥沃な土であれば日向でも日陰でも育ちます。植え付けの手順は次の通りです。
- 植え付けの一週間ほど前に腐葉土と堆肥を庭土に混ぜ込んで土の状態を整えます。
- 大きめの穴を掘り、苗を入れます。このとき、麻布で巻かれていてもそのまま植え付けてください。麻布は自然になくなります。
- 隙間に土を入れて固定し、水やりをします。
②鉢植え
クロガネモチを鉢植えにするときは、市販されている花と野菜の培養土を使用すると楽です。自分で混ぜたいときは、赤玉土と腐葉土を6:4の割合で混ぜるのがおすすめです。手順は次の通りです。
- 用意した鉢の底に鉢底用の石を入れます。
- 用土を入れます。この時、元肥として緩効性肥料を入れてもよいです。
- 苗を入れて隙間を土で埋めます。
- 水やりをします。
ボタニ子
次ページからは「クロガネモチの育て方②置き場所」について紹介します!
出典:写真AC