ベランダガーデニングの注意点
ベランダガーデニングは庭より身近に植物を楽しめる第二のリビングをつくれます。ただ、土がないところで始めるのですから、少しの注意が必要です。一戸建てのバルコニーやテラスと、集合住宅のベランダでは気をつける点が違うのでくわしくご紹介します。
集合住宅のベランダガーデニング
無機質なベランダを、おしゃれな空間として楽しめればすてきですが、集合住宅のベランダは個人宅以上に、気をつけなければいけないことがあります。所有権のあるマンションなどのベランダでもおなじです。
管理規約
管理規約でベランダにものを置くことが禁止になっていませんか?避難扉や避難通路の確保だけでなく、ベランダにおける荷重制限もある場合も気をつけましょう。土は意外に重さがありますから、軽い土を選ぶことも必要です。
ベランダの管理規約
- ベランダの荷重制限は?
- 農薬や肥料で近隣に迷惑をかけないようにする
- ベランダの床材の確認(防水施行されていますか?)
- 大規模修繕の工事予定を調べる
台風などの風や雨よけ対策
集合住宅のベランダは低層階では風もそれほどつよくなりませんが、は上層階では台風などではなくても風はつよく吹きます。鉢は重心が高いと倒れやすくなりますから、なるべく重心の低い鉢でそだてます。またおしゃれなふいんいきで人気のテラコッタの鉢は倒れて割れてしまうのでプラスティック製の方が安心です。
風よけ・雨よけ対策
- 鉢の固定でベランダの壁や床は傷つけない(専有部分ではない)
- プランターのハンギングは手すりの内側に設置する
- 雨によわい植物は雨よけのため軒下側に置く
その他の注意点
エアコンの室外機からの熱風があたる場所に植物を置くと、植物がダメージを受けるのでよく確認しましょう。またお子さんのいる家庭では、ベランダの柵の近くにのぼれるようなプランターや収納庫は置かないようにします。
その他の注意点
- 室外機の熱風が植物にあたらないかをチェックする
- 子供やペットがのぼれるような箱を柵の近くに置かない
- 排水口に落ち葉や土が流れ込まないようにネットを張る
一戸建てのベランダガーデニング
一戸建てでは集合住宅のベランダより規制はありませんが、外からの視線の対策も必要です。屋上のルーフバルコニーでは日ざしがつよすぎるので遮光対策も必要となります。
外からの視線対策
隣家からの視線などが気になるようでしたら、ラティスや大型の観葉植物をつかうと丸見えが避けられます。持ち家の一戸建てでは、壁面にフックなどで固定することもできます。賃貸の一戸建てでは、引っ越しのときに現状回復を求められることがありますから、管理会社や大家さんに確認してみましょう。
外からの視線対策
- ラティスや大型の観葉植物で視線をさえぎる
- 賃貸の場合は壁面に工事をしてよいか確認する
ルーフバルコニーの活用
屋上は日当たりが良すぎることも多く、夏場は遮光をしたほうがよいケースもあります。直射日光のすきな熱帯の観葉植物をおき、壁面から日よけのオーニングを張るのもおすすめの方法です。
ルーフバルコニーの活用
- 直射日光が好きな観葉植物を活用する
- オーニングを張って遮光する