③置き場の確保
明るい場所が好きなエバーフレッシュですが、直射日光は苦手です。そのためベランダや庭などの屋外で栽培する場合は、直射日光があたらない明るい日陰を置き場にします。なお室内の場合は「直射日光があたらない」「1日を通して明るい」の2条件を満たす場所を探しましょう。
④栽培方法のコツを確認
温度が高くなると成長スピードがアップするので、初めての栽培でも楽しくなるのがエバーフレッシュの魅力です。なお栽培方法のコツを事前に確認しておくと、植え替え後も枯らすことなく栽培できます。
温度管理
寒さが苦手な植物なので、気温が10℃以下になる環境では枯れてしまいます。屋外での栽培もOKですが、気温が20℃以下になる日が数日続いたら室内に移動するようにします。ただし急に環境が変わるだけでも葉が変色するので、移動には時間をかけて少しずつ進めるのがポイントです。
水やり
根腐れ防止のために水はけのよい土を使うため、土が乾燥しやすい傾向があります。また水切れを起こしても葉が変色するので、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりをしましょう。
冬は霧吹きなどで加湿するのもOK
気温が低い冬は、冬越しのためにエアコンなどで温度調整をすることもあります。この場合、土の乾燥よりも葉の乾燥の方が気になるため、霧吹きで葉に水をかけるたり加湿器を使ったりするのもおすすめです。なお霧吹きで水をかける方法は、根腐れの原因となる害虫の予防にもなります。
エバーフレッシュの植え替え適期
栽培環境が整っていればコンスタントに樹丈が伸びる植物なので、根の成長も観葉植物の中では早い方に分類されます。特に根詰まりをおこすと枯れてしまうので、成長を見て定期的に植え替えします。
植え替えのタイミングと適期
根詰まりを防ぐためにも、2年~3年に1度の周期で植え替えをするのがおすすめです。なおエバーフレッシュは急激な環境の変化を嫌う植物なので、生育期にあたる5月~9月が植え替えの適期と覚えておきましょう。
水が土にしみこまない場合は根詰まりかも
水やりのときに「水が土にしみこみにくい」と感じたときは、根詰まりをおこしている可能性があります。もちろんこのような場合も植え替えのタイミングと考えてください。
エバーフレッシュの植え替え方法
植え替えには鉢植えの場合と地植えの場合の2種類ありますが、準備することや注意するポイントは鉢植えと地植えで違います。
鉢植えの場合
鉢植えの場合も、植え替えは生育時期に合わせて行います。鉢植えの場合は冬に室内に移動ができるので、秋でも植え替えは可能です。ただし冬は休眠期に入るため、初めて鉢植えに植え替えをするなら春~夏に行うとよいでしょう。
鉢の準備
根詰まりを解消する目的で行う植え替えでは、現在使っている鉢よりもひとまわり大きなサイズの鉢を準備します。なお大きさを変えずに土の状態だけを改善する目的で行う場合は、同じサイズの鉢を選んでも構いません。
根の整理
狭い鉢の中で成長した根は、密集しているうえに複雑に絡まっています。また植え替え前の土には雑菌が繁殖していることもあるので、根についた古い土をていねいに取り払い、絡まった根をほぐして整理します。なお大きさを変えたくない場合は、根をカットするなどして適度な根の量に調整します。
植え替え
用土と根の整理ができたら、新しい鉢に植え替えます。植え替え後は水やりを行い、伸びすぎた葉や枯れた枝などを剪定したら、新芽が生えるまで半日陰で栽培しましょう。
ボタニ子
次は地植えの場合の植え替えについて紹介します!