ラークスパーとは?デルフィニウムとの違いや育て方のコツを紹介!

ラークスパーとは?デルフィニウムとの違いや育て方のコツを紹介!

ラークスパーは日本人によく親しまれており、和名をヒエンソウ、チドリソウといい品種改良された手間のかかる花です。鳥に例えられるほど豪華な花をつけるラークスパーとデルフィニウムとの違い、ラークスパーの育て方やコツをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ラークスパーとは
  2. 2.ラークスパーの育て方
  3. 3.ラークスパーとデルフィニウムの共通点と違い
  4. 4.まとめ

②定植・摘芯・栽培時期

定植後3週間は発芽の時期まで水やりで潤わせながら栽培、間引きます。本葉が6枚時に株の間隔が15cmになるように植え付けします。本葉8~10枚時に生長点部を耳かきでとるか春に茎が伸び始めたら先端を摘芯します。摘芯後、発生してくる芽が伸び切り花にします。全部の芽が切り花できる訳ではないのですが摘芯が遅れると花にボリュームがなくなります。開花時期は5~7月頃です。

③定植時期

定植時期は9月下旬~10月までの秋頃が適切です。温暖な地域なら11月まで定植することができます。移植を嫌う直根性なので直播で定植するのが安全策です。市販の苗は相当レアで育てたければ苗を見つけたら購入するのをおすすめします。苗を植える場合3~4月の春頃が時期です。根鉢を崩さないよう気をつけながら定植します。株の間隔は15~20cmぐらいが目安です。

④代表的な病気

立ち枯れ病

Photo by JIRCAS

鉢栽培やプランター栽培ならあまり心配いりませんが、「立ち枯れ病」という病気が発生しやすい性質が全部の植物にあり、繰り返し同じ土地に植え付け、定植していると連作障害として立ち枯れ病という病気になります。病気の原因はカビの一種です。 殆ど全ての植物に発生し発病部分に黄色や赤色のカビを生じます。 地際部の茎が褐色になり腐敗し細くくびれます。同じ土地では栽培しないでください。

灰色カビ病

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摘心部位には「灰色カビ病」が発生しやすいので注意してください。花弁に水滴のような跡が出て褐色に腐り、灰色のカビに覆われます。高温多湿で日照が不足する時期によく発生します。風通しをよくして栽培、枯れた部分にも病原菌が残っているので取り除きます。殺菌剤は「STダコニール1000」「サンケイオーソサイド水和剤80」「GFベンレート水和剤」を7~10日おきに定期的に散布すれば予防できます。

芯止まり症

ラークスパーは茎が伸び始める頃から蕾が出る頃までの間に、茎先端が壊死する芯止まり症が発生しやすいです。カルシウム(石灰)の欠乏が原因とされていますが、土壌中に石灰が十分に含まれていても発生することがあります。発生する前にカルシウムの葉面に散布資材を1,000倍程度で7~10日おきに葉面散布すると症状軽減が見込めますが、正確な対策方法はまだわかっていません。

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ラークスパーとデルフィニウムの共通点と違い

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