ミリオンバンブーの育て方！挿し木での増やし方や植え替えのコツを紹介

小さなミリオンバンブーは数本を束にして販売されていることが多いですが、通気性が悪く枯れる原因になりやすいので、一本ずつばらして育てましょう。ミリオンバンブーの育て方には鉢植え、ハイドロカルチャー、水栽培などいくつかの方法がありますが、大きく育てたい方には鉢植えがおすすめです。

日当たりがよく明るい場所を好む性質ですが、強い直射日光が当たると葉焼けしやすいため明るい半日陰で育てましょう。夏の間は屋外、屋内のどちらで管理しても構いません。気温が10℃を下回るくらいになったら日当たりのよい室内に取り込んでください。室内ではエアコンの風が直接当たらないようにしましょう。

用土には水はけのよいものが適しています。市販されている観葉植物用の培養土を使用するのが最も手軽でしょう。腐葉土や野菜用の培養土を使う場合は、赤玉土の小粒を6割ほどブレンドして水はけをよくしてください。

春～夏にかけては大きく成長する時期です。土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行ってください。冬は水やりの頻度を減らし、土の表面が乾いてから2～3日後に水やりをします。夏の水やりは夕方以降、冬の水やりは午前中に行い、蒸れや冷え過ぎを防ぎましょう。

ミリオンバンブーにはあまり多くの肥料は必要ありませんが、成長期に必要な栄養分はきちんと与えましょう。春～夏の間、緩効性（効き目がゆっくり）の固形肥料を月1回のペースで与えます。希釈した液体肥料を10日に1回程度与えても構いません。冬の間は肥料を与えず株を休ませましょう。

鉢の底から根が飛び出してきたら植え替えが必要なサインです。根詰まりは枯れる原因になるのでかならず植え替えをしましょう。植え替えは春～夏にかけていつでも行えますが、特に5～6月が最適な時期です。古い用土を軽く落として、一回り大きな鉢に植え替えてください。植え替え後はたっぷりと水やりをします。

ミリオンバンブーは土を使わないハイドロカルチャーや水栽培でも育てられます。鉢植えよりも成長がゆるやかになるため、室内でコンパクトに育てたい方にはおすすめの方法といえるでしょう。ハイドロカルチャーや水栽培は一見手軽ですが、水の入れ替えや肥料の調整などの手間がかかるため、こまめな管理を心がけましょう。

水栽培の場合は水を入れた容器にミリオンバンブーを挿すだけです。ハイドロカルチャーの場合はまず容器に根腐れ防止剤を入れてください。少量のハイドロボールを入れたらミリオンバンブーの位置を決め、ハイドロボールを少しずつ入れて固定します。最後に容器の1/4程度まで水を入れましょう。

水栽培では2～3日ごとに水の入れ替えを行いましょう。ハイドロカルチャーはかならず容器の中の水がすべてなくなったのを確認してから水やりをしてください。根腐れを防ぐためには適度に根を空気に触れさせることがとても大切です。

水栽培でもハイドロカルチャーでも肥料は春～夏にかけて与えてください。通常よりも薄めた液体肥料かハイドロカルチャー専用の液体肥料を使いましょう。与える頻度は2～4週間に1回が目安ですが、あまり大きく育てたくない方は控えめにしてください。冬は肥料を与えず水だけで管理します。