植物・花の写真テクニック<光を利用する>
順光で撮る
植物をおしゃれに撮るには、光の位置を意識して撮ると、写真がワンランクアップすることでしょう。被写体に直接光が当たる順光と、後ろからの逆光、斜めからの光があり、それぞれ撮った写真の雰囲気が変わります。順光では、明るすぎて透明感は出しにくいですが、色がくきやかに出ます。斜めからの光は被写体が暗くなり過ぎず、撮りやすいといえるでしょう。
逆光で撮る
逆光では、柔らかな印象に撮れます。薄い花びらを通して光が透けると幻想的です。逆光で暗くなりすぎたときは、露出をプラス補正してみましょう。また、背景への光を意識すると玉ボケなどが効果的になります。どんな印象にしたいか、光を意識していろいろ撮り比べてみてください。
植物・花の写真テクニック<補正の仕方>
トリミングする
撮った写真はフォトショップなどの加工ソフトやスマホのアプリで加工・修正できます。まず、トリミングは、映った写真の一部を切り出す加工方法です。余計なものが映っている場合などに使えます。また、ど真ん中に映っている主役の被写体の位置を、トリミングでずらすことも可能です。
色や光を調整する
撮るときに、一眼レフカメラやスマートフォンの設定で露出(光の加減)を補正できますが、撮った写真をソフトやアプリで修正することもできます。撮るときの露出の設定は慣れないと難しいので、ソフトで加工できるのは便利ですね。「明るくする」「暗くする」そのほか、色を濃くすることも可能です。
加工の注意点
ピントが甘くなったときは、「シャープにする」補正をするといいでしょう。ただし、ピントそのものの補正はできません。トリミングは便利ですが、画角が少し変わってしまいます。(画面比で被写体が大きくなる)。その他の修正のデメリットは、画質が若干悪くなることですが、見た目ですぐわかるほどではありません。
まとめ
撮影のスキルは、撮る回数が増えればぐんぐん上達するので、身の回りの草花をどんどん撮ってみてください。いつも同じように撮るのではなく、いろんな撮り方を試してみるのが上達のコツです。一眼レフカメラでなくても、構図や色彩、光を意識すればきっと素敵な写真になるでしょう。撮った写真をSNSでシェアしあうのも楽しいですね。
出典:筆者撮影