タチイヌノフグリとは?オオイヌノフグリなど似た花との違いを解説!

タチイヌノフグリとは?オオイヌノフグリなど似た花との違いを解説!

タチイヌノフグリは、春に青い小花を咲かせる野草です。天に向かって真っすぐ立つ姿と、葉に隠れるように咲く花姿が魅力です。なぜこの名前がつけられたか疑問に思いませんか?そこでタチイヌノフグリの名前の由来と花序の特徴、オオイヌノフグリなど似た花との違いを解説します。

記事の目次

  1. 1.タチイヌノフグリとはどのような植物?
  2. 2.タチイヌノフグリの特徴
  3. 3.タチイヌノフグリの花言葉
  4. 4.タチイヌノフグリに似た野草
  5. 5.まとめ

タチイヌノフグリの花言葉

タチイヌノフグリの花言葉は「女性の誠実・信頼・隠れた才能をもつ」です。花が小さく葉に隠れるように咲くため、見逃しやすいことから考えられた花言葉ではないでしょうか。立ち止まってじっくり見てみると、愛らしい花の表情がよくわかります。天に向かって真っすぐ立ちあがる茎の様子が、目立たなくても美しく誠実な心を主張しているようです。

タチイヌノフグリに似た野草

春に花をつける野草に「オオイヌノフグリ」と「フラサバソウ」があります。フラサバソウの別名は「ツタバイヌノフグリ」といい、同じイヌノフグリの仲間です。どちらもタチイヌノフグリと同じような青い小花を咲かせ、見わけがつかないほど似ています。そこで、タチイヌノフグリとの違いを詳しく解説します。野原で見かけたときは、それぞれの違いをみつけてみましょう。

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリは早春に可憐な青い花を咲かせる野草です。丈夫で繁殖力が強く、日の当たる野原や土手、公園や畑に自生します。青い花には紫色の筋があり花径は5~8mm、朝日が昇ると開いて夕方に閉じる一日花です。草丈は10~20cm、地面を這うように横に広がって育ちます。葉は直径1~2cmの卵円形で毛がまばらに生え、長い花柄を伸ばして花を1つつけます。実の形状はハート型です。

タチイヌノフグリとの違い

  • 青い花に紫色の筋がある
  • 草丈が10~20cm、地面を這うように横に育つ
  • 葉は卵円形で、まばらに毛がある
  • 花柄を伸ばして花をつける

フラサバサソウ

フラサバソウも、タチイヌノフグリと同じヨーロッパ原産の外来種です。春になると日当たりのよい場所に薄い青色の花を咲かせます。花径は4~5mmと小さく、花冠には濃い青色の筋が3本あります。葉に隠れるように花をつける姿はタチイヌノフグリと同じですが、花色の濃淡で見わけましょう。また、葉が幅広い楕円形で、ツタの葉のような形をしています。フラサバソウは茎や葉にも軟毛がたくさんついているのも特徴です。

タチイヌノフグリとの違い

  • 薄い青色の花を咲かせ、濃い青色の3本筋がある
  • 葉の形が幅広い楕円形である
  • 葉や茎など全体に毛が多い

まとめ

タチイヌノフグリは、うららかな春の光を浴びて土手や原っぱに咲く野草です。葉に隠れるように咲く花と、真っすぐ立つ茎の様子がやさしい雰囲気を醸し出してくれます。野原で見かけたときは、オオイヌノフグリやフラサバソウとの違いを観察してみるとおもしろいのではないでしょうか?健気に生きる雑草を慈しむ時間は、日々の癒しにつながるかもしれませんね。

sacchi
ライター

sacchi

子育てと介護に励む主婦ライターです。信州の豊かな自然の中で、たくさんの植物に囲まれて育ちました。娘のアトピー改善のために、薬膳料理に奮闘中です。

関連記事

Article Ranking