フェイジョアってどんな果樹?花や緑色の実の特徴や種類などを紹介!

フェイジョアってどんな果樹?花や緑色の実の特徴や種類などを紹介!

フェイジョアと聞いても、日本ではあまり馴染みのない果物かもしれません。そこでこの記事では、未知の果物フェイジョアについての基本情報や、栄養、特徴、おいしい食べ方などを紹介します。フェイジョアについて、ぜひいろいろ知ってください。

記事の目次

  1. 1.フェイジョアとは
  2. 2.フェイジョアの種類
  3. 3.フェイジョアの特徴
  4. 4.フェイジョアのおいしい食べ方
  5. 5.まとめ

フェイジョアとは

Photo byNicholas_Demetriades

見たことない植物だけど、この植物は何の種類なのかしら?ちょっと派手な花ね。

この植物はフェイジョアっていう種類だよ。まずはフェイジョアについて簡単に説明するね。

フェイジョアの基本情報

フェイジョアとはウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部が原産地の実がなる常緑樹です。耐寒性があって熱帯気候でなくても育つため、広い地域で栽培できます。フェイジョアの木は、アメリカやオーストラリア、ニュージーランドでは庭木や公園でも見かけるほどメジャーな常緑樹です。育て方次第で樹高を抑えられ、生け垣や目隠しに活用できます。

学名 Feijoa sellowiana
別名 パイナップルグアバ
科名 フトモモ科
属名 アッカ属
原産地 ウルグアイ・パラグアイ・ブラジル南部
樹高 1.5m~3m
花色 赤・白
花言葉 実りのある人生・情熱に燃える心
収穫時期 10月下旬~12月中旬

栄養

Photo by Jocey K

フェイジョアの実は、食物繊維やビタミンC、カリウムが豊富です。カリウムでむくみ予防、ビタミンCで肌荒れ防止、食物繊維で腸内環境を改善できるといわれています。美肌効果が期待できる栄養が高いため、美容を意識している女性におすすめの果物といえるでしょう。

フェイジョアの種類

Photo by graibeard

フェイジョアはおいしそうね!育てて食べてみたいけど、どの種類がいいのかわからないわ。

じゃあ、簡単にそれぞれの種類の特徴について紹介するね。

自家不結実性の品種一覧

フェイジョアは自家不結実性の品種が多いです。以下は、違う品種とあわせて実をつける育て方をする場合におすすめ品種一覧です。自家不結実性は違う品種と一緒に育てないと実がならないため、育てる場合は注意しましょう。自家結実性とあわせて育てられます。

品種名 成熟時期 特徴
トライアンフ 11月下旬~12月上旬 実は大きい。形は丸型。
香りがよくて果汁がジューシー。
マンモス 11月上旬~11月中旬 実は大きい。形は丸型と卵型の中間。
日持ちがしないが、果汁がジューシー。
マリアン 11月上旬~11月中旬 実は中型のサイズ。
皮はなめらかで酸味があり、風味がよい。
ポウナム 10月中旬~10月下旬 実は中型のサイズ。
果汁がジューシーで、酸味と甘さのバランスがよい。
ゴールデングース 11月上旬~11月中旬 実がとても大きい。形は卵型。
甘さが強い。
オパールスター 11月下旬~12月上旬 実が大きい。
少し酸っぱく、果汁がジューシー。

自家結実性の品種一覧

Photo by Jocey K

フェイジョアは自家不結実性の品種のほうが多いですが、自家結実性の品種もあります。以下は、人工授粉をしないで、実をつける育て方をする場合におすすめ品種一覧です。自家結実性の品種のなかでも、別の品種と一緒に育てることで、実のサイズが大きくなる品種もあります。

品種名 成熟時期 特徴
アポロ 11月上旬~11月中旬 樹勢が強いです。実が大きい。
味と香りがとてもよい。
クーリッジ 11月下旬~12月上旬 花を多くつける。実が小さい。
柔らかく、果汁がジューシーで、酸味が強い。
ジェミニ 10月中旬~10月下旬 矮性で、たくさん収穫できる。実は中型のサイズ。
柔らかくて、香りが強く味は濃厚です。
バブビナ 11月上旬~11月中旬 小さいサイズの樹。実が小さい。
皮ごと食べられる。
ユニーク 10月中旬~10月下旬 たくさん収穫でき、自家結実性が強い。実は中型サイズ。
柔らかく、味はアポロと似ている。

フェイジョアの特徴

樹・葉の特徴

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樹高は1.5m~3mです。放置していると、根元から枝が多く成長してきます。新しい枝や葉には細毛が生えています。葉の形は楕円形で厚みと硬さがあり、サイズは同じフトモモ科のユーカリの葉よりは小さく5cm~7cmです。葉の表面は艶があり緑色で、裏面は綿毛に覆われていて白銀色に見えます。

花の特徴

Photo by jlmaral

開花時期は5月中旬~6月です。4cmほどのサイズの花を咲かせます。花弁は4枚で外側は白色、内側は赤色で中央には赤色の花糸があり、放射状に伸びて咲きます。「情熱に燃える心」という花言葉があるくらい、真っ赤な色が特徴的です。実だけでなく花も食べられます。柔らかい食感で、糖分を含んでいるため甘い味がします。

実の特徴

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自然に落下して収穫した実は硬く、追熟していくとバナナやパイナップルのような香りがして、柔らかくなります。サイズは品種によって違いますが4cm~7cmで、形は丸型や楕円型です。表面の色は緑色で完熟してくると赤色に変化して、中は乳白色、真ん中にはゼリー部分があります。食べるのに抵抗がないサイズの小さな種が中に入っています。果肉は、ざらっとした舌ざわりです。

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フェイジョアのおいしい食べ方

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