育て方⑤水やり
地植え
ジャーマンアイリスは、カラっとした場所で管理します。地植えの場合は水やりをしなくても雨が降ればよいため、手入れが楽というのもポイントです。水やりに関してはほとんど手入れは必要なく、初心者でも育てやすいでしょう。
ボタニ子
鉢植え
ジャーマンアイリスを鉢植えで管理する場合は、土の表面が乾いたときに水やりをしましょう。水やりをしすぎると根が腐ってしまうため注意してください。少し乾燥しているくらいがベストです。
育て方⑥肥料
地植え
地植えのジャーマンアイリスはほとんど肥料を必要としません。水やりと同じく肥料でも手入れは楽です。与える場合は、ゆっくり長く効く化学肥料を3月と9月に与えましょう。与えすぎると葉と根茎が腐ってドロドロになる軟腐病にかかる可能性があるため注意してください。
ボタニ子
用土に栄養があれば肥料を与えなくても育ちますので、様子を見ながら見極めましょう!
鉢植え
ジャーマンアイリスを鉢植えで育てる場合は、2月~3月と10月~12月に肥料を与えます。固形の肥料なら月に1回、液体肥料なら2週間に1回が目安です。鉢植えの場合も肥料を与えすぎると軟腐病のリスクがあるため注意してくださいね。
育て方⑦剪定
ジャーマンアイリスの剪定は、枯れた花や葉を見つけたらこまめに取り除くのがポイントです。花が咲き終わったら、できるだけ早く花がらを摘みしましょう。剪定方法は根元から花茎をカットします。
ジャーマンアイリスの葉は横に大きく広がるように成長しますが、風通しが悪いと腐りやすくなります。蒸れないよう葉は思い切って剪定しておきましょう。根本が見えるくらいスッキリ切り戻すのもおすすめです。
育て方⑧病害虫
ジャーマンアイリスがかかりやすい病気は、肥料のやりすぎが原因の軟腐病です。肥料や水やりに注意していても、高温多湿になりやすい夏は軟腐病のリスクが高まるため注意しましょう。水はけがよく風通しのよい環境をつくってくださいね。
害虫については、アブラムシやヨトウムシに注意しましょう。害虫が付く前に薬剤を塗布して予防するか、付いてしまった場合は殺虫剤で駆除します。
ジャーマンアイリスの冬越し
ジャーマンアイリスは、寒さに強いため地植えでも冬越しできます。霜が降りたり雪が降ったりしても枯れずに冬を越せる強さも魅力です。特に対策も必要ありません。雪の下に埋もれてしまうと多少葉色は悪くなりますが、球根は生きているため特に手入れもしなくて大丈夫です。
ボタニ子
鉢植えの場合も水と肥料のやり過ぎに注意していれば冬越しできますよ!
ジャーマンアイリスの増やし方
植物の増やし方には種まきや挿し木という方法がありますが、ジャーマンアイリスの増やし方は株分けです。茎を挿しても挿し木では増やせませんし、球根なので種まきもしません。ジャーマンアイリスの増やし方を見ていきましょう。
ボタニ子
ジャーマンアイリスは挿し木や種まきではなく、株分けで増やすんですね!なるほど!
株分け
ジャーマンアイリスの株分けは、植え替えるときに一緒に株分けするのが一般的です。時期は8月~9月頃を目安にしましょう。まずは根を傷つけないよう優しく掘り出して、親株から伸びた子株を手で折ります。子株の葉先と根はハサミで10cmくらいにカットしましょう。
根と葉を切りそろえたら、切り口を乾燥させてから植え付けます。乾燥させずに植え付けると切り口から細菌が入り込み、病気のリスクを高めるため注意してくださいね。8月~9月は高温多湿になりやすく、株分け後の子株の管理にも十分注意が必要です。
ボタニ子
挿し木や種まきで増やしたい方は、他の植物で試しましょう!
まとめ
ジャーマンアイリスはひらひらとフリルのような大きい花びらが特徴的な花です。中央部分の花びらが立っていて、周りの花びらがドレスのようにも見えます。育て方は意外に手がかからず簡単で、カラーバリエーションが豊富です。好きな色を選べるのもうれしいポイントといえます。好きな色を選ぶもよし、多様なカラーで寄植えしてもきれいです。ぜひ育ててみてくださいね。
長期間雨がふらず日照りが続くような場合は水やりをしてくださいね!