ヤマアジサイの特徴と育て方!剪定方法や時期など上手な管理のコツは?

ヤマアジサイの特徴と育て方!剪定方法や時期など上手な管理のコツは?

ヤマアジサイは日本の山地の沢沿いに育つ落葉低木です。花の色や形が豊富で愛好家も多くいます。育て方は西洋アジサイと同じですが、ヤマアジサイは土質による花色の変化はあまりありません。花後の剪定、水やりや施肥、挿し木などの増やし方、基本的な管理の仕方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヤマアジサイとは
  2. 2.ヤマアジサイの特徴
  3. 3.ヤマアジサイの品種
  4. 4.ヤマアジサイの育て方
  5. 5.ヤマアジサイの剪定方法
  6. 6.ヤマアジサイの増やし方
  7. 7.まとめ

ヤマアジサイの品種

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ヤマアジサイは花色や装飾花の形の違いなどが豊富で、多くの品種が作り出されています。たくさんある品種からいくつかご紹介しましょう。

紅(くれない)

「紅(くれない)」の花は、白花で咲き始め日数がたつと装飾花は真っ赤に変化します。西洋アジサイにはない鮮やかな色はヤマアジサイならではです。また土壌により色も変わりません。日当たりのある場所で育てると花色は鮮やかな赤になります。

藤の滝(ふじのたき)

「富士の滝(ふじのたき)」は清らかな白花で八重咲き品種です。八重咲きも西洋アジサイでは最近までありませんでした。かわいらしい半球状の花です。

七段花(しちだんか)

「七段花(しちだんか)」は美しく繊細で気品のある花形は品種改良された園芸種のようにも見えますが、江戸時代から知られていてシーボルトの文献にも記載されています。装飾花が八重になります。花色は薄青~淡紫色で土質により変化します。 

日向絞(ひゅうがしぼり)

「日向絞(ひゅうがしぼり)」は花色が紺色地に白い絞りの入る日本的な美しさのある品種です。名前の由来は日向国、宮崎県産だからです。

ヤマアジサイの育て方

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ヤマアジサイは西洋アジサイよりも小型なので、庭の小さなスペースや鉢植え、寄せ植えなどでも育てられます。育て方の基本をご説明しましょう。

置き場

庭植えならば木の下など、少しの日当たりと少しの湿り気のある場所を選びましょう。午前中くらいは日の当たる場所が花付きをよくします。夏場の直射日光や強い西日はさけましょう。

植え付け・植え替え

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ヤマアジサイの植え付けと植え替えは2月〜3月の休眠期か9月〜10月に行います。5月ごろから大きな園芸店などでは花が咲いた状態で販売されるようになります。蕾や花が咲いている状態の時に植え替えると根を傷めることで花が枯れる可能性があるので、この時期の株は花が終わってから植え替えます。鉢植えの場合は1年~2年に1回、植え替えます。

用土

ヤマアジサイの植え付けに使う用土は地植えの場合、掘り返した土に腐葉土を2割ほど混ぜて使います。鉢植えの場合は赤玉土6:鹿沼土3:腐葉土1をよく混ぜて使用します。

土の酸度(pH)による色づきの変化

アジサイは土の酸度(pH)のよって花の色づきが変化します。ヤマアジサイの品種でも多くはありませんが、花色の変化するものがあります。ph値が酸性の土は青色の花に、ph値がアルカリ性の土ではピンク色に変化します。白の場合は、もともと色が変化する性質ではないため土質による色の変化はありません。

水やり

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庭植え、鉢植えともに水切れには注意します。用土の乾燥や強い西日には弱く、樹勢が落ちて花つきが悪くなります。真夏の暑い時期は夕方に葉水も与えるとよいでしょう。

施肥

庭植えのヤマアジサイには3月〜6月くらいまで油かすを与えます。鉢植えのヤマアジサイには4月〜5月と9月〜10月に固形肥料を与えます。

病気・害虫

ヤマアジサイで気を付けたい病気はうどんこ病や炭そ病などです。どちらも予防するには風通しのよい場所で管理することが大切です。混み合った枝や葉を剪定して風通しをよくします。ヤマアジサイは丈夫な樹種なので、害虫の被害も多くはありません。気をつける必要があるのはカイガラムシ、アブラムシなどです。春〜夏には予防的に殺虫剤を使用するなどの管理をしましょう。

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ヤマアジサイの剪定方法

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