虹の谷のティコの冬場の手入れ
虹の谷のティコは初心者向けの花なので、冬場のお手入れも難しくありません。上手にお手入れをすれば花数が多くなり、開花期間も長くなります。冬越しのコツや、植え付けのときに注意したいこと、大切な花がら摘みの方法をご紹介しましょう。どれも、きれいな花を長く楽しむためのお手入れですので、ぜひ実行してください。
手入れ①冬越し
虹の谷のティコをふくめビオラの仲間は耐寒性が強く、冬越しも屋外でできます。温暖な場所では防寒は不要です。寒冷地での冬越しは霜や雪で株が弱ることもあるので、直接あたらないようにしましょう。真冬は株がしまり花数が少なくなります。花数が減っても成長が遅くなっているだけなので、無理に肥料を増やしたりするのはやめましょう。
手入れ②用土
用土は弱酸性がよいとされますが、極端な酸性じゃなければ中性でも、雨に当たると自然に弱酸性になるので心配はいりません。自作の用土で育てるのもいいですが、水はけのよいものであれば、市販の用土で十分です。また、ビオラ専用の用土をおいているホームセンターもあるので、見つけられたら利用してみましょう。
手入れ③植え付け
虹の谷のティコの苗はホームセンターで9月くらいから手に入りますが、この時期に植え付けるのはまだ早いです。植え付けたあとに暑さがぶり返す可能性があります。暑いと間伸びしたり腐って枯れたりするので、できれば霜が降りる直前に植え付けるのが理想的です。暖かい地域は11月中旬までに、寒冷地では11月上旬までに植え付けをすませます。
手入れ④植え替え
虹の谷のティコを苗ポットから出して植え替えるときは根をほぐして、新しい用土のなかで張りやすくします。強いので多少根が切れても大丈夫です。根張りがよく、苗ポットからだしたときに根がびっしりで真っ白ということがあります。ぐるぐる巻いている状態だと成長点が外に出られません。植え替える場所で根が延びずに成長できないので、しっかりほぐしてください。
ボタニ子
手入れ⑤花がら摘み
虹の谷のティコのお手入れでとても大切なのが花がら摘みです。咲き終わった花がらをそのままにしておくと蒸れたり腐ったりして病害虫の原因になります。咲き終わった花がら摘みは新しい花芽の生育に必要です。やり方は花がらだけを摘むのではなく、花が咲いていた茎の根本からとります。はさみで切ってもいいですし、柔らかいので指でひねり切ってもいいです。
虹の谷のティコがかかりやすい病気や害虫
虹の谷のティコがかかりやすい病気は、灰色カビ病やうどんこ病です。蒸れが原因になりやすいので、風通しのよい場所で管理し花がら摘みをして予防しましょう。つきやすい害虫はアブラムシやナメクジです。鉢植えは底石をいれるまえに鉢底ネットをはることである程度ナメクジの被害は避けられますが、病気や害虫を発見したら市販の殺菌、殺虫剤を使用してください。
まとめ
虹の谷のティコの冬場の管理方法やお手入れについてみてきました。ビオラはとても色数が多く、形もシンプルなものからフリルや八重など種類が多いのが特徴です。虹の谷のティコのように、可憐でかわいらしい小さな花をたくさんつける種類もほかにあります。冬のガーデニングの代表のような花で管理やお手入れも簡単なので初心者でも気軽に楽しめます。
- 1
- 2
お日様に向かって咲くので、地面に植え替えるときはどこから見るか計算したほうがいいわ。植木鉢に植え替えたときはぐるぐるまわすといいわね。