虹の谷のティコとは
虹の谷のティコとは、高知県の育種家「見元園芸トミーの庭」が品種改良して作ったビオラ(スミレ)の名前です。形を動物に例えたわけかたをしていて、虹の谷のティコはラビット型といわれています。上部のピンク~ラベンダー色の花びら2枚がウサギの耳に見えるからでしょう。花は小さめで小輪多花性です。色幅があり下部の花びらがオレンジがかるものもあります。
ボタニ子
- ホームセンターでも出回っていますが、お目当ての品種がいつもあるとは限らないので、直接HPから通販で購入するのもよいでしょう。
虹の谷のティコの基本情報
学名 | viola |
科属 | スミレ科スミレ属 |
原産国 | 園芸種(原種はヨーロッパ) |
形状 | 1年草(原種は常緑多年草) |
花直径 | 2cm~3cm |
草丈 | 15cm~25cm |
育成温度 | 5℃~20℃ |
耐寒性 | 強い |
開花時期 | 10月~5月 |
育てやすさ | 初心者向き |
花色 | 多数 |
虹の谷のティコの冬場の管理方法
虹の谷のティコはほかのビオラ(スミレ)と同じように、秋~春まで花を咲かせる品種です。耐寒性があるので屋外で冬越しできます。春や秋と冬では管理方法に若干の違いがありますので、水やりや肥料やりのコツをご紹介しましょう。管理のしかたしだいで花数を増やしたり、開花時期を延ばしたりできます。初心者向けの園芸種なので難しくありません。
管理方法①水やり
冬の水やりの目安は1週間に1度、よく晴れた日の午前中にします。夕方以降だと土が寒さで凍る可能性があるからです。鉢やプランターの下から流れでるくらいたっぷりあげます。中途半端に水やりするのは株が弱る原因になりますので、鉢やプランターの中の水を入れ替えるつもりで思い切りあげましょう。葉や蕾、花の上からかけるのではなく、土に直接水やりします。
管理方法②肥料
虹の谷のティコは花をたくさん咲かせるので肥料は欠かせません。肥料切れになると花数が減ってしまいます。しかし、あげすぎると根が傷み花が咲かなくなったり、葉ばかりが増えたりするでしょう。月に1回固形肥料か、2週に1回液肥をあげてください。開花促進剤のはいった液肥だと、より花数が増えます。真冬に成長がとまっているときは肥料も控えましょう。
管理方法③日当たり
虹の谷のティコをふくめ、ビオラの仲間は日当たりがよい場所が好きです。冬越しもできますので、室内管理よりも日当たりのよい屋外で管理しましょう。1日最低でも5時間以上は日当たりが欲しいです。日陰で過ごす時間が長いと、花数が少なくなり成長が遅くなります。あまりにも日当たり不足が続くと葉が黄色くなって枯れるので注意してください。
ビオラとパンジーって似てるでしょ?実は大きいのがパンジーで小さいのがビオラなの。でも、最近は交雑種も増えたので線引きはあいまいね。