アゴニス・ライムグリーンの管理
アゴニス・ライムグリーンは耐寒性が強く、-5℃までの寒さには耐えられます。気温が0℃になっても、枯れることはありません。しかし、それは成長してからのことです。幼苗期は、冬の霜よけが必要になります。寒冷地では冬場は室内に入れて、冷たい風を避けるようにしましょう。
冬の対処方法①
まず大切なことは根元の対処方法です。昔からの方法として、ワラを根元に敷くやり方があります。ワラは空気を蓄え、土を保温してくれます。ワラを敷く前には、水を与えてから敷くようにしましょう。これで水切れの心配はありません。「ワラだと見栄えがよくない」という方には、チップ材をおすすめします。チップ材も霜よけには十分な材料です。
冬の対処方法②
いくら耐寒性の強いアゴニス・ライムグリーンでも、冬場ずっと冷たい風にあたっていては弱ってしまうかもしれません。冷たい風から守るために、木全体に不織布をかけてあげましょう。不織布の代わりにビニールを使ってもいいのですが、日中など日が差したときに、ビニールの中の温度が上昇してしまいます。
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植え替え
アゴニス・ライムグリーンは年々大きくなります。植木鉢で育てているなら、植え替えをしなければいけません。植え替えのタイミングや、植え替えの方法をまとめたのでご紹介します。植え替えの時期としては、気温が上がってきた春のお彼岸過ぎがいいですよ。必ず暖かくなってから、植え替えましょう。
植え替えのタイミング
植木鉢で育てているようなら、2年くらいで植え替えるようにしましょう。また、2年は経過していなくても、鉢の下から根が出てきていたり、水をあげても土に水がしみこまなくなったりしたら、植え替えのタイミングです。
植え替えの手順
アゴニス・ライムグリーンを植え替えましょう。鉢は、ひとまわり大きなものを用意します。
- 植木鉢から、アゴニス・ライムグリーンを引き抜きます。
- 根についていた土を落とします。
- 枯れていた根があったら取り除きます。
- 鉢の底には軽石や鉢底の土を3cmほど敷き詰めます。
- 「育て方①土」で紹介した土を3cmほど入れます。
- アゴニス・ライムグリーンを鉢に入れます。
- 茎が傾かないように、周りに土を入れていきます。
- 水をたっぷり与えます。
植え替えのポイント
- 植木鉢から引き抜くときには丁寧に。
- 根から土は落とし過ぎないこと。全体の3分の1程度を落とす。
- 植木鉢のふちの3cm~4cm下まで、土を入れる。
- 水を与えた後に土が減っていたら、少なくなった分を足す。
まとめ
アゴニス・ライムグリーンは、家のシンボルツリーとしても人気が高く、庭木にと植える方が増えてきました。鮮やかな緑色の葉は、風が吹くたびに揺れ動き、庭に爽やかさをもたらします。皆さんもアゴニス・ライムグリーンを植えて、葉の香りや揺れ動く姿を鑑賞してみませんか?
出典:写真AC